本展は、京都市京セラ美術館がリニューアル以降初めて、現代デザインの動向を意識し、広く「つくる」ことのあり方を探る展覧会です。アート、デザイン分野において、京都をはじめ国内外で活躍する気鋭の20 人・組による作品を通して、激動の時代の先を見通した、今に求められる人の創造の力を再考するものです。
TAKT PROJECT 京都市京セラ美術館 特別展「跳躍するつくり手たち:人と自然の未来を見つめるアート、デザイン、テクノロジー」展示風景 撮影:来田猛
■「跳躍するつくり手たち」展のここに注目!
- 地球環境への意識の高まりやテクノロジーの進化など、人間社会のあり⽅が大きく変化する現代を生きる話題の20作家(個人・チーム)。1970年代、1980年代生まれを中心に選出。
- 16作家(個人・チーム)が、本展開催にあたり新作や新しいインスタレーションを披露。
- 細尾、公長齋小菅、中川木工芸、開化堂、金網つじ、朝日焼の未来を担う京都の6名から成る「GO ON」は新作「100年先にある修繕工房」を初公開。
- 100年後、茶筒を持って宇宙旅行? 八木隆裕(開化堂)+石橋 素・柳澤知明(ライゾマティクス )+三田真一の初めてのタッグが実現。
- A-POC ABLE ISSEY MIYAKEは、京都の手捺染技術をとり入れた最新コレクションを紹介。
- 当館の日本庭園にも建築家・美術家の佐野文彦の新作3点が登場。
- 国際的なデザイン賞にも輝くTAKT PROJECTの最新プロジェクトを紹介。会期中に成長する作品も。
- ニューヨーク在住のデザイナー・田村奈穂の静謐に包まれたインスタレーションを日本初公開。
■出品作家20名(組)
本展のための新作や新しいインスタレーションを多数展示します。
●=新作を含む作家
【セクション01 ダイアローグ:大地との対話からのはじまり】
- 津守秀憲(ガラス造形作家)● 「胎動」シリーズより、「存在の痕跡」シリーズより
- 中川周士(木工職人)● 「Born Planets」シリーズより
- 田上真也(陶芸作家)● 《殻纏フ 溢ルル空》(本展のためのインスタレーション)
- 石塚源太(美術家)● 《感触の表裏 #29》、《Taxis Groove》
- 西中千人(ガラス造形作家)● 《呼継「焔(ホムラ)躍(オド)ル」》(本展のためのインスタレーション)
- 長谷川 絢(美術家)● 《君牴牾(きみもどき)(君)(くん)》、《君牴牾(きみもどき)(牴)(てい)》、《君牴牾(きみもどき)(牾)(ご)》
京都市京セラ美術館 特別展「跳躍するつくり手たち:人と自然の未来を見つめるアート、デザイン、テクノロジー」展示風景 撮影:来田猛
【セクション02 インサイト:思索から生まれ出るもの】
- 岩崎貴宏(アーティスト)● 《Out of Disorder (Layer and Folding)》、《アントロポセン》
- 目[mé](荒神明香、南川憲二、増井宏文を中心に構成される現代アートチーム) 《アクリルガス T-2M#7》、《アクリルガス T-2M#16》ほか
- 井上隆夫(アーティスト)● 《ブロークンチューリップの塔》、《いくつかの@》
- 髙橋賢悟(美術家) 《Re: pray》、《flower funeral -cattle-》、《flower funeral -deer-》
- 佐野文彦(建築家/美術家)● 《集い合わさるもの》
- 長谷川寛示(彫刻家) 《Koka Kola》
- 横山隆平(写真家)「WALL crack」シリーズより、長谷川寛示+横山隆平「WALL crack & weed」シリーズより
- 林 響太朗(映像監督/写真家)● 《つくり手たちのすがたカタチ》
岩崎貴宏《アントロポセン》2023年 作家蔵 京都市京セラ美術館 特別展「跳躍するつくり手たち:人と自然の未来を見つめるアート、デザイン、テクノロジー」展示風景 撮影:来田猛
【セクション03 ラボラトリー:100年前と100年後をつなぎ、問う】
- 細尾真孝(クリエイティブ・ディレクター)+ 平川紀道(アーティスト)+ 巴山竜来(数学者)● 「QUASICRYSTAL–コードによる織物の探求」シリーズより
- 八木隆裕(開化堂ディレクター)+ 石橋 素・柳澤知明(ライゾマティクス)+ 三田真一(クリエイティブ・ディレクター)● 《Newton’s Lid》
- GO ON(細尾真孝、八木隆裕、中川周士、松林豊斎、辻 徹、小菅達之)● 《100年先にある修繕工房》
GO ON《100年先にある修繕工房》2023年 作家蔵 京都市京セラ美術館 特別展「跳躍するつくり手たち:人と自然の未来を見つめるアート、デザイン、テクノロジー」展示風景 撮影:来田猛
【セクション04 リサーチ&メッセージ:未来を探るつくり手の現在進行形】
- TAKT PROJECT(吉泉 聡を代表とするデザインスタジオ) ● 《glow ⇄ grow: globe》2023年バージョン、《black blank》、《フィールドノート:東北リサーチ》
- A-POC ABLE ISSEY MIYAKE(宮前義之率いるエンジニアリングチーム)● 《TYPE-II 004》
- 田村奈穂(デザイナー)● 《フロート》(本展のためのインスタレーション)
A–POC ABLE ISSEY MIYAKE 《TYPE-Ⅱ 004》2023年 作家蔵 京都市京セラ美術館 特別展「跳躍するつくり手たち:人と自然の未来を見つめるアート、デザイン、テクノロジー」展示風景 撮影:来田猛
■展覧会カタログ
展覧会カタログ
価格:2,700円(税込2,970円)
判型:A5変型(192ページ)
発売日:2023年3月9日
■オリジナルグッズ
オリジナルトートバッグ
展覧会の開幕を記念し、3月9日(木)~4月9日(日)の間、毎日先着200名様(お一人様一枚限り)にオリジナルステッカー(非売品)をプレゼント。
オリジナルステッカー
休館日:月曜日(祝日の場合は開館)
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