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リサイクル陶器のRI-COから鉄分を生かしたコラボカラー“iron blue(藍鉄)”を発売

株式会社the continue.(岡山県備前市)は、リサイクル陶器ブランドRI-CO #再生備前シリーズから、備前焼の技法である青備前を生かしたカラー「iron blue(藍鉄)」を販売開始します。
HP https://the-continue.com/

iron blue(藍鉄)の特徴
1.焼き方だけで土中の鉄分から青みを引き出す「青備前」の技法を利用
2. 自然との共存を肌で感じることができる再生素材
3.繰り返しリサイクルをすることができる単一素材

iron blue(藍鉄)誕生の背景
1.日本の青にこだわる「JAPAN BLUE」との出会い
2.青備前をつくる「山麓窯」との出会い
3.土中の鉄分を引き出す技法と、日本古来の色「iron blue(藍鉄)」がつながる

RI-CO #再生備前シリーズは、瀬戸内海に面した岡山県の伝統工芸品備前焼の生産過程で廃棄されてしまう陶器ごみをリサイクルした商品です。陶器ごみを粉砕し、地域の粘土で練り戻して型枠で成形、伝統工芸をリサイクルしたブランドとして誕生しました。

1.日本の青にこだわる「JAPAN BLUE」との出会い
瀬戸内海エリアは、陶器や煉瓦を作る窯業が盛んな東部、ジーンズをはじめとした繊維業盛んな西部に分かれています。
備前の陶器リサイクルが始まった頃、瀬戸内海西部エリアでジーンズから始まった企業、株式会社ジャパンブルー(以下 JAPAN BLUE)から相談をいただきました。

「新聞で備前焼のリサイクルを知りました。JAPAN BLUEは、リサイクルや日本の青に力を入れています。青備前というのも聞いたことがありまして、備前焼のリサイクルで青色は出せないでしょうか?」

しかし、伝統的な青備前と言われる色合いは、JAPAN BLUEの思うカラーとは少し違いました。

顔料や釉薬を用いる検討もしましたが、混ぜ物をすることで素材の魅力が失われてしまうことや、輸入鉱物を用いるのでは、日本の青と違うのではないかなど、開発は停滞してしまいました。

2.青備前をつくる「山麓窯」との出会い
同じ頃、備前焼の窯元「山麓窯」から、「そのリサイクル材、うちの窯に入れたらどんな色になるか試してみましょうか?」 とお声がけをいただき、窯入れをしていただく機会が生まれました。

備前焼は一般的に、赤茶っぽい色合いで焼かれる陶器ですが、山麓窯では、土の特性を生かして、青みのあるグレーから黒に近い色味に焼き上げる青備前を作られてました。

窯出されたRI-COのマグカップは、通常、山麓窯で作られる青備前よりも、青みを帯びた色合いだったのです。

3.土中の鉄分を引き出す技法と、日本古来の色「iron blue(藍鉄)」がつながる

JAPAN BLUEへお見せしたところ、「染色の世界だと藍鉄という、日本古来の色に近い。」と言うのです。
実は青備前は、土中の鉄分が青みに関係している、という事実と藍鉄という名前の相性に、一同驚きました。

#再生備前シリーズ の原料は廃棄された陶器と備前の土だけ。産地の伝統に倣い、混ぜ物をしていない為、使用済み品はそのまま再生原料として循環させることが可能です。

資源の少ない日本で生まれた「藍鉄」という色。
天然素材や廃材の特徴を生かすことは、資源の少ない国に住む、私たちらしい選択だと感じました。

山麓窯にもお願いして、商品化に協力いただけることに。
JAPAN BLUEには、色味のアドバイスをいただきました。
その後も工夫をして、Iron blue(藍鉄)は、土の温かみのある素材に、金属をおもわせるようなかっこよさを兼ね備えた風合いになりました。

私たちは日頃、その色がどうやってできたか、何を使っているかをあまり気にすることがありません。
Iron blue(藍鉄)との出会いで、陶器の資源循環とともに、私たちが使える身近な資源から生まれる色、についても楽しむきっかけになればと思っています。

リサイクルが繋ぐコラボレーション

#再生備前シリーズ の開発時には、窯元さんに窯入れをしていただくことは不可能だと思っていました。なぜなら、伝統工芸はとても敷居が高かったからです。

​その一方で、地域の一員として、土地の土を大切にする産地の魅力を伝えたいという想いがあり、#再生備前シリーズ では、最初から釉薬や顔料は使用せず、産地の土のみで練り戻していました。

「RI-CO#再生備前シリーズ iron blue(藍鉄)」は、リサイクルという新素材で、作り方も伝統工芸とは異なりますが、地域の伝統に倣うことで資源循環や窯元さんとのコラボを実現することができました。

また、日本の色を通じて、異業種の方とも資源について一緒に考える機会になりました。

RI-CO#再生備前シリーズの楽しみ方

1.自然との共存を肌で感じる。

再生素材と土だけで作った素材は、使うことで馴染み、自然との共存を肌で感じることができます。
ギフトの場合にも、よそ行きではなく、身近な人に贈って欲しいアイテムです。

2.素材の不思議を楽しむ

全く同じ土から焼き方の違いだけで表情を変える備前素材。
通常のnaturalカラーはやさしい印象、Iron blue(藍鉄)はかっこよさを引き出します。
色違いで比べることで、自然素材の不思議を楽しんでいただけます。

3.捨てる日が来たら、備前へ来てみませんか?

RI-CO#再生備前シリーズでは、使用済みの陶器を資源として回収しています。備前市内では、回収場所を設けていますので、資源として返却する旅がてら、伝統工芸の備前焼の産地を訪ねてみていただければ嬉しいです。

RI-CO#再生備前シリーズ iron blue製品概要

 

アイテム名:マグカップ
材質:陶器(再生素材)
容量:約200~240㎖
同包:紙箱(再生紙)、取扱説明書、サンドペーパー
価格:5,500円(税込)
販売方法:下記店販売店、RI-CO公式オンラインストア

※その他、ミニプレート、カップ、豆皿の展開があります。

取扱い店舗

店名 デニム研究所 by JAPAN BLUE さんすて岡山店
場所 岡山県岡山市北区駅元町1-1 さんすて岡山 北館1階
TEL  086-206-3955 時間 10時~20時
※2022年4月末頃販売開始

店名 CAFÉ JAPAN BLUE GARDEN
場所 岡山県倉敷市児島味野1-12-16
TEL  086-476-7980 時間 11時~20時
※ジーンズストリート無料駐車場もしくは、近隣の市営駐車場をご利用ください。
※2022年4月末頃販売開始

店名 AKOMEYA TOKYO NEWoMan新宿
場所 東京都新宿区新宿4-1-6 NEWoMan新宿 1F
TEL 03-5341-4608 時間 11時~21時(日・祝日は~20:30)
※2022年5月27日販売開始予定
※その他AKOMEYA TOKYO全店にて取扱

店名 GREENable HIRUZEN
場所 岡山県真庭市蒜山上福田1205-220
TEL  0867-45-0750 時間 9時から17時 ※水曜休館日(祝日の場合は翌平日)
※販売開始予定:2022年5月予定

店名 RI-CO公式オンラインストア:
https://thecontinue.base.ec/
※2022年5月末販売開始予定

店名 EARTH FRIENDLY ECショップ
https://earth-friendly.life/
※2022年6月頃販売開始予定

株式会社the continue.について
■会社概要
会社名:株式会社the continue.
事業内容:リサイクル陶器の開発・製造・販売
所在地:岡山県備前市野谷682番地10
代表者:牧沙緒里
設立:2021年1月18日

ホームページ:https://the-continue.com/
Instagram  https://www.instagram.com/ri_co_magazine/

【お問い合わせ先】
株式会社the continue.
代表:牧沙緒里
e-mail:info@the-continue.com
TEL:0869-93-4855
(土日祝祭日、月曜日はお休みです)
※ 弊社は小規模の会社で現場作業を兼任しています。お問い合わせは、できるだけメールにてお願い申し上げます。
※ 店舗への取材は、販売店へご連絡をお願いします。

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