明和町・一般社団法人明和観光商社は、魅力的で持続可能な観光地域づくりプロジェクトを始動します。このプロジェクトは、観光による持続可能な地域を目指し、明和町らしい、持続可能な観光地域づくりを実現するため「ヒト・モノ・コト」の好循環を産むことを目的として行うものです。
これまで、感染症の流行で、それまで通りの集客やイベントがしにくいなかでも、コロナ禍に対応したイベントや、伊勢街道の竹神社の活性化や古民家の修繕・活用など、観光地域づくりを推進してきました。コロナ禍を経て、斎王まつりやマルシェなどのイベント、各地区の伝統行事が再開されるなど、明和町は多様な人たちによって盛り上がりを見せています。
今こそ、こうした町内の小さな好循環を大きな潮流にしていき、それを地域内外に広く周知していくことで、たくさんの人に明和町に訪れてもらい、観光による持続可能な地域となることを目指します。
プロジェクトの取り組みの第一弾として、町内の事業者や住民、学生を対象に全2回のオープン講座「めいわ観光まちづく講座」を開催いたします。講座を経て、「めいわ観光まちづくり研究会」を設立し、めいわの持続可能な観光地域づくりを実現する「ヒト」の育成を目指します。
【持続可能で魅力的な観光地域づくりプロジェクトとは】
本プロジェクトは、明和町らしい、魅力的で持続可能な観光地域づくりを実現するため「ヒト・モノ・コト」の好循環を産むことを目的に、下記の取り組みを行うものです。
・めいわ観光まちづくり講座の開催・めいわ観光まちづくり研究会の運営「ヒト」
観光に対する理解を深めます。さらに、研究会を設立し、より実践的な観光まちづくりを行います。
☆明和観光商社も設立前(平成29)に、「DMO※研究会」設置し、人材育成と明和町の観光地域づくりの方向性を定めました。この時、参加した学生は現在も竹神社の活性化などの観光地域づくりに携わっています。
・地域の持続性を高める観光プログラムの開発と販売「モノ」
めいわ観光まちづくり研究会で発案のあった企画や、地域資源を活用し、その資源の保全に貢献する観光プログラムの充実を図ります。
☆新規プログラムの開発だけでなく、今まで明和観光商社で開発したプログラムの磨き上げと販売も行います。
・明和町の伝統行事・祭り支援「コト」
町内で行われている伝統行事・祭りについて、支援金を給付し、伝統行事・祭りの保全と継承を支援します。
・持続可能な観光地域の国際認証グリーンディステネーション取得に向けた、「めいわ持続可
能な観光地域づくり計画の策定」
持続可能な観光指数に基づいた、地域の持続可能性を多面的に評価分析する仕組みづくりを行い、地域の課題の洗い出し及び効果的な取組の手法を確立します。国際認証の取得により、明和町の持続可能な観光地域づくりの取り組みが世界的な指標に基づいた客観な評価を受けることができ、インバウンド客誘致に優位となります。
【第一回めいわ観光まちづくり講座の概要】
第一回目となる本講座は、基礎となる「観光」そのものについて学ぶ講義から始めます。さらに、地域にとっての観光に取り組む意義、日本の他地域の「持続可能な観光まちづくり」の事例を学びます。参加者は、町内の学生や、伝統工芸に携わる若者、観光関連団体、地域住民です。
〈日時〉 令和5年7月2日(日)14:00〜16:30
〈講座内容〉
1. サステナブルツーリズムの日本の現状
小林英俊(北海道大学観光学高等研究センター客員教授)
2. 観光まちづくり概論
木谷敏雄(明和観光商社サステナブルツーリズムコーディネーター)
〈場所〉 いつきのみや地域交流センター (明和町斎宮2811)
〈主催〉 明和町・一般社団法人明和観光商社
※持続可能な観光地域づくりとは
持続可能な観光とは、「訪問客、業界、環境および訪問客を受け入れるコミュニティーのニーズに対応しつつ、現在および将来の経済、社会、環境への影響を十分に考慮する観光」です。
明和町においても、明和町ならではの持続可能な観光地域づくりを確立させ、国史跡斎宮跡や擬革紙、御糸織をはじめとした文化財の保全と活用を目指し、そして、地域の歴史・文化を次世代に繋げ、住民の暮らしが豊かなものになるよう、地域一体となった観光地域づくりの推進が行われています。
※DMO:観光地域づくり法人のこと。地域の多様な関係者を巻き込み、観光地域づくりを推進する団体
※国際認証:グリーンデスティネーション
持続可能な観光地の国際的な認証団体グリーンデスティネーションズによる認証制度
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