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タイ訪日旅行会社を対象に日本旅行に関する調査を実施しました。

タイ最大級の日本総合展示会「バンコク日本博」を主催するジェイエデュケーション(代表 長谷川卓生)と訪日外国人観光客のインバウンドPR会社 バンコクポルタ(代表 井芹二郎)は、6月からの日本への観光客受入れ再開を期に、タイ訪日旅行会社200社を対象にアンケートを実施しました。
タイ訪日旅行会社200社中、40社から有効回答を得ました。うち29社は訪日トップエージェントと呼ばれる会社で、回答者は、オーナー・代表など経営層が約63%以上でした。日本が6月に観光客の入国を再開したことについては、大筋歓迎しながらも、更なる緩和を期待しており、訪日観光旅行商品の販売開始は、6月からが67%、2022年中が93%と早期に動き出す意向を示しています。今後注力して販売する旅行商品は、法人(インセンティブ)、家族・スモールプライベートなどを対象とした商品としています。タイからの訪日観光は、今後も大幅に増加すると考えるタイ旅行社が50%と最も多く、訪日観光旅行に対する期待値はいまだ高い状況にあることがうかがえます。

以下、タイ訪日旅行会社を対象に実施した日本旅行に関する調査結果を報告します。

【調査タイトル】
タイ訪日旅行会社対象
訪日観光についてのアンケート調査

【調査概要】
対象:タイの訪日販売旅行会社200社(トップエージェント75社を含む)
全体調査数 アンケート配布 200社 回答社数 40社(うち29社訪日トップエージェント)
調査期間: 2022年 6月1日~6月15日
調査方法:Emailと電話によるアンケート

【各社プロファイル概要】
■各社が取り扱う訪日観光商品の種類(複数回答可)
インセンティブ(法人営業)が34%と最も多く、続いてFIT個人旅行となっている。

訪日観光商品の種類訪日観光商品の種類

■各社の回答社の職種
回答社は、会社代表(オーナー)・管理職で63%と最も多く、続いて造成実務を行う層が25%となっており、信ぴょう性の高い回答であることが考えられる。

職種タイトル職種タイトル

■各社の営業状況
回答社中約80%の会社が通常営業ならびに縮小して営業と答えている。以前より在宅勤務の割合は下がってきている傾向である。

会社の営業状況会社の営業状況

 

【調査結果】

  • 観光再開については、大筋で歓迎としながらも、更なる緩和受け入れを期待。

6月からの「観光受入れ」については、大筋で歓迎するとの回答で、約57%となっている。その上で、更なる緩和を期待している19%としつつ、実際の造成実務については、不明点があるとする意見が13%程度ある。今回の規制緩和により、販売造成に消極的になったとする回答は3%であった。

6月からの観光入国の規制緩和について6月からの観光入国の規制緩和について

 

  • ​訪日販売への動きは早い。6月から直ぐに販売できるとしているタイ旅行社が67%。続いて、準備して販売。

販売状況については、すでに販売する体制にあるという旅行会社が67%を超えた。まだ、販売できないとする旅行社は、回答社の中には無かった。

旅行造成販売について旅行造成販売について

 

  • 2022年内には、旅行社96%で販売再開!

タイ旅行社の訪日観光の販売再開時期については、2022年内とするタイ旅行社が97%とほとんどであった。タイ旅行社の中には、規制緩和による観光再開とほぼ同時に、販売を可能としたいとする気持ちが高くうかがえる。

いつから訪日観光の販売を再開するかいつから訪日観光の販売を再開するか

 

  • 法人向け商品につづいて、家族・スモールプライベートが中心。

販売を予定している造成商品の種別についての質問は、インセンティブ(法人旅行)が最も多く83%の旅行社が予定している。つづいて、家族向け・スモールプライベート約80%。VIPが73%と続く。企画募集型旅行は53%程度であった。医療・スポーツツーリズムも少ない数字ではあるが予定されている様である。

 

訪日造成を予定しているエリアはどこですか?(複数回答)訪日造成を予定しているエリアはどこですか?(複数回答)

 

  • 北海道が造成人気ナンバーワン。東名阪も高い人気。全国エリアで造成の予定を感じさせる結果

北海道は、回答全社が造成を予定していると回答。人気の旅行先となった。つづいて、東名阪のエリアが同程度の数字であった。エリア中位に、九州と東北がきており。四国の造成予定が50%程度であった。

訪日造成を予定しているエリアはどこですか?(複数回答)訪日造成を予定しているエリアはどこですか?(複数回答)

 

  • タイ旅行社が望んでいる支援は、各地でのインスペクション実施。観光情報を更新する為の情報がほしいと前向き

まずは、現地インスペクションを希望するタイ旅行社が98%で最も多かった。2年半程度日本に視察確認ができていない旅行社が多いので、視察による現地確認による商品造成を考えているものと思われる。

日本側の自治体などに訪日について希望すること(複数回答)日本側の自治体などに訪日について希望すること(複数回答)

 

  • タイ人訪日観光旅行は、1年後2023年前半には回復と期待。

観光再開の6月から約1年程度で、以前と同じ状況になるのではと考えているタイ旅行社がほとんどであった。
タイ人の国民性で、長期間での将来予測をしない傾向が回答に表れている可能性も考えられる。

訪日観光客が以前と同じ状況になるのは訪日観光客が以前と同じ状況になるのは

 

  • 大幅増加・増えると考えるタイ旅行社が、50%と最も多い。訪日観光旅行に対する期待値は、いまだ高い状況。

全体として楽観的な意見が7割程度あった。増加と現状維持を含めると65%の旅行社が訪日マーケットの今後の回復と成長を想像・期待しているようである。マーケットが減少するとした旅行社は、35%程度であった。

旅行会社の訪日造成数は以前より増えるか旅行会社の訪日造成数は以前より増えるか

 

  • 自然体験などの日本の特性の高い観光コンテンツに人気が高まる一方、農業体験(農泊)など体験型の旅行商品が次なる人気となる兆し。

自然観光・観光列車・温泉・旅館などの日本ならではの特徴的なコンテンツがアクティビティの高い人気を締めている。続いて、雪・テーマパークとなっている。最近注目の農泊など農業体験は、65%であった。スポーツ・アドベンチャーツーリズムは、30%程度で今後の成長が期待される。

 

旅行会社が気になるアクティビティ(複数回答可)旅行会社が気になるアクティビティ(複数回答可)

 

 

以上が報告結果です。
 

2022年9月2日から4日の3日間、サイアムパラゴン5階ロイヤルパラゴンホールで『バンコク日本博2022』を開催します。バンコク日本博は、2015年からバンコク中心のショッピングセンター「サイアムパラゴン」内、ロイヤルパラゴンホールで年1回開催しており、3日間の開催期間でのべ約10万人を動員。トラベル・食・コンテンツ・伝統工芸・美容健康・モノ・留学・就職・パフォーマンスの分野から250団体が出展、出演しているタイ最大級の日本総合展示会です。

●バンコク日本博2022概要
・主催:株式会社ジェイエデュケーション・バンコク日本博2022実行委員会
・日時:2022年9月2日(金)・3日(土)・4日(日)
・会場:サイアムパラゴン5階ロイヤルパラゴンホール
URL:https://nipponhaku.com/exhibition/

●タイ進出ビジネスサポートデス
バンコク日本博に連動して主催者自ら旅行商品造成販売を行い、出展する団体の旅行造成販売を手掛けると共に、協力企業との連携でインバウンドPR支援、タイ拠点設立支援、人材紹介、マーケティング支援など多角的にタイ進出のサポート体制を構築、今後増加が見込まれるタイ市場進出企業の要望に対応します。
URL: https://nipponhaku.com/support/

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