特集ページ|https://store.tsite.jp/kyoto-okazaki/event/gallery/32845-1018520405.htm
- 概要
櫻井充は2003年に東京造形大学を卒業後、株式会社アマナを経て、11年にフォトグラファー兼レタッチャーとして独立。「鉄」をアートワークのテーマとして15年以上にわたり撮影を続けており、鉄の元素記号を冠したシリーズ「Fe」では、IPA(International Photography Award)2019を受賞しました。東京タワーや川崎工業地帯の鉄塔を被写体としたこの作品群は、ニューヨークほか世界各国で展示されました。
2022年に発表された「BP」は、出雲日御碕灯台や犬吠碕灯台など日本各地の灯台を被写体にしたシリーズです。
コロナ禍の中、自身を見つめなおす過程で自分の戻るべき場所=Base Point(基準点)を灯台に投影して、制作を続けており、本展ではシリーズから6点を展示いたします。
巨大な人工物の持つ存在感と力強く美しい造形は、端正で静的な佇まいながら、とてつもない迫力で観る者を圧倒します。KYOTOGRAPHIEで京都の街が盛り上がるこの期間に、京都岡崎 蔦屋書店でもフォトグラファー・櫻井充の作品世界をご高覧ください。
- アーティストステートメント
「自身を正確に映し出すものは、他者なのではないか」。
そんな確信にも似た問いを持ち始めた頃から自然と、灯台を撮っていた。確固たる基準点にいつでも戻れる。そんな確信が自分の中に欲しいのかもしれない。
BP(Base Point)とは、日本各地の灯台を「基準点」として捉えた作品群である。
日本における灯台の起源は、昼間は煙をあげ、夜間は篝火(かがりび)をたき、遣唐使船の目印となった「のろし」だとされている。1869(明治2)年、国内初めての洋式灯台が建設され、航海に必要不可欠な役目を果たしてきた。
現在はGPS技術の普及に伴い、役目を終えた灯台が多く存在する。そんな中、国内で稼働中の灯台は64基ある。本作品群の被写体は、今も海を見守る役割を担っている灯台たちだ。
櫻井充
- 作品販売について
2023年4月29日(土)10:00より店頭販売開始。「OIL by 美術手帖」でも同時に販売開始いたします。
https://bijutsutecho.com/museums-galleries/1022
※作品はプレセールスの状況により会期開始前に販売が終了することがあります。
- アーティストプロフィール
櫻井充(さくらい・みつる)
1979年 東京都生まれ
2003年 東京造形大学 造形学部デザイン学科 視覚伝達専攻写真コース卒業
2023年 東京造形大学 造形学部デザイン学科 写真専攻領域 非常勤教員 着任
主な展覧会
2019年 IPA(International Photography Award)BEST OF SHOW – CURATOR SELECTION(ニューヨーク他)
2020年 櫻井 充写真展「Fe」(アーツ千代田3331)
2021年 櫻井 充写真展「Fe」(アーツ千代田3331)
2022年 ART FAIR TOKYO 2022(東京国際フォーラム)
2022年 空即是色 Illusion of Reality (銀座 蔦屋書店「FOAM CONTEMPORARY」)
2022年 櫻井 充写真展「BP」(Sho+1)
主な受賞歴
2014年 PX3 photo competition/Nature/wildlife Gold medal
2016年 Graphis Photography Annual 2016 'Series Gold' 2019年 IPA professional/Architecture/Industrial 1st Place
2021年 Tokyo TDC Annual Awards 2021 Prize Nominee Works
2023年 Sony World Photography Awards 2023 Professional Architecture & Design Shortlist
- 展覧会情報
個展「BP」
期間|2023年4月29日(土)~5月16日(火)8:00~20:00 ※初日のみ10:00~20:00
会場|京都岡崎 蔦屋書店 GALLERY EN ウォール
主催|京都岡崎 蔦屋書店
協力|Sho+1
お問い合わせ|075-754-0008(営業時間内)
特集ページ|https://store.tsite.jp/kyoto-okazaki/event/gallery/32845-1018520405.htm
※終了日は変更になる場合があります。
- GALLERY EN
書店とシームレスにつながる「GALLERY EN」は、作り手が作品に込めた思いや技術を表現し、お客様にお伝えする空間です。アートや伝統工芸品を通して、「こころを動かすものとの出あい」を体感していただき、京都岡崎の地で、人と人、人とアートがつながってたくさんの縁が生まれる場所になるようにという思いを込めています。日本の工芸品や民芸品を紹介する展示スペースを「EN シェルフ」、全長9mの白壁は「EN ウォール」として、現代アート作家を中心とした作品を展開していきます。
- 京都岡崎 蔦屋書店
文化都市、国際都市 京都にふさわしく「アート」「日本の暮らし」をテーマにコンシェルジュが厳選した本や雑貨を揃えています。劇場・美術館・公園に隣接した文化空間にて珈琲を飲みながら本を読んだり、アートギャラリーや工芸ギャラリーをお楽しみ頂けます。
住所|〒606-8342 京都府京都市左京区岡崎最勝寺町13 ロームシアター京都 パークプラザ1階
電話番号|075-754-0008
営業時間|店舗ホームページをご確認ください。
ホームページ| https://store.tsite.jp/kyoto-okazaki/
Twitter|https://mobile.twitter.com/EventKyoto
Instagram|https://www.instagram.com/kyoto.okazaki_tsutayabooks/
- CCCアートラボ
CCCアートラボは、企画会社カルチュア・コンビニエンス・クラブ株式会社の中で「アートがある生活」の提案をする企画集団です。わたしたちは「アートがある生活」の提案を通じて、アートを身近にし、誰かの人生をより幸せにすること、より良い社会をつくることに貢献したいと考えています。これまで行ってきた、店舗企画やアートメディア、商品開発やイベントプロデュースなど、長年の実業経験を通して培った知見をもとに、わたしたちだからできるアプローチで企画提案をします。
https://www.ccc-artlab.jp/
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