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京都のインバウンド旅行会社がプロデュースする日本酒がフランスのコンクールで部門トップ賞を受賞!

欧米豪からの旅行者向けに手配サービスを提供する株式会社みたて(京都市中京区、代表取締役 庄司英生)がプロデュースし、日本初の「全製品地産米純米酒化」で知られる富久錦株式会社(兵庫県加西市、代表取締役 稲岡敬之)が醸造する日本酒「朔 R03BY」が、フランスで開催される日本酒コンクール「Kura Master2023」において、部門トップ賞となる「審査員賞」を受賞しました。同賞は、2017年から開催されているフランス人のための日本酒コンクールであり、1,381銘柄が出品される、最も注目を集めるコンクールの一つです。インバウンド向け旅行会社がプロデュースする日本酒が同賞を受賞するのは史上初となり、両社は表彰式やシャンパーニュ地方への視察を含む4日間(2023年8月27日~30日)の「パリ滞在プログラム」に出席する予定です。

フランスの地で行うフランス人のための日本酒コンクールである「Kura Master 2023」の審査結果が2023年6月5日(月)に発表され、1,381銘柄のエントリーの中から、当社がプロデュースする「朔 R03BY(さく あーるぜろさんびーわい)」がトップ5に入り、「クラシック酛部門」の最高位となる「審査員賞」を受賞いたしました。今後は審査員賞の中からの最高位となる「プレジデント賞」の選考に進み、8月27日~30日にパリで開催される表彰式で発表されます。

「朔」ならびに「朔 R03BY」について

  • 「朔 R03BY」はシングル・オリジン(ひとつの田んぼで育った米だけを使った)の純米大吟醸酒

  • 令和3年度醸造より当社がプロデュースし、富久錦株式会社が醸造を担当

  • 「朔」は、「酒で旅するニッポン」をテーマに、日本各地域の多様な風土を「酒」を切り口に紐解き、食や工芸とともに体験するプログラム

インバウンド向け旅行会社が日本酒の醸造を米づくりから手掛けるのは異例のことですが、日本酒の文化面が海外から非常に評価されていることを当社は認識しており、国内向けにも可能性があると考え、コロナ禍における新規事業として2021年から開始いたしました。しかし、国内市場向けの物販事業は初めての経験であり、これまでチャレンジの連続でした。

そんな中、このようなコンクールで審査員賞を受賞し、パリにおいて4日間の滞在プログラムに参加できることは、チャレンジを続けてきた当社にとって勇気づけられるニュースとなりました。しかも、フランスのプロの審査員たちによるブラインドテイスティングによって「味」が評価されたことは、これからの事業展開にも大きく期待できると考えています。

この受賞を追い風に、今後は①国内市場に向けた日本酒をテーマとした事業②海外の旅行産業に向けた酒をテーマとした訪日旅行PR事業③海外の旅行者に日本各地の風土を体験できるユニークな旅程を提案する事業、この3つにまい進してまいります。

<本件に関するお問合せ先>

株式会社みたて(担当:庄司英生)

メールアドレス:hideo.shoji@mitate.kyoto

<以下、詳細情報>

1)Kura Master2023について

「Kura Master」は、2017年から開催されている「フランスの地で行うフランス人のための日本酒コンクール」です。審査員は、フランス国家が最高職人の資格を証明するMOFの保有者をはじめ、フランスの一流ホテルのトップソムリエやバーマン、カービスト またレストラン、ホテル、料理学校関係者など飲食業界のプロフェッショナルで構成しています。フランスの歴史的食文化でもある≪食と飲み物の相性≫に重点をおいているのも特徴の一つです。2023年は純米酒部門、純米大吟醸酒部門、サケ スパークリング部門、クラシック酛部門、古酒部門の合計5カテゴリーにて行われ、それぞれ金賞、プラチナ賞、審査員賞(トップ賞)が決定します。このたび当社が受賞したのは、伝統的な製法である「クラシック酛部門(酒母を菩提酛、水酛、生酛、山廃酛で仕込んだ酒)」の「審査員賞」となります。8月28日に在フランス日本国大使館公邸にて開催される授賞式にて、各審査員賞から最高賞となる「プレジデント賞」が発表されます。

【Kura Masterについて】https://kuramaster.com/ja/about/kura-master/

2)授賞式について

当社ならびに醸造を担当した富久錦株式会社の両社は、2023年8月27日~30日の4日間、表彰式を含むパリ滞在プログラムに参加いたします。

◎4日間のパリ滞在プログラム

  • 8月27日(日) セーヌ川クルーズでの船上ウェルカムディナー

  • 8月28日(月) 在フランス日本国大使館公邸にて授賞式 / ソムリエ協会との交流会・ディナー

  • 8月29日(火) 審査員フィリップ・ジャメス氏によるシャンパーニュ地方ツアー

  • 8月30日(水) キャビア・スモークサーモンアトリエ / Atelier Colada Cocktailsにてカクテル体験ワークショップ / ユネスコ日本大使公邸にて世界各国の大使に受賞酒お披露目

3)受賞酒「朔 R03BY」について

「朔 R03BY」は、ひとりの農家が、ひとつの田んぼで育てたお米(山田錦)だけを使い、伝統的な製法である「生酛づくり」で丁寧に醸された「シングルオリジンの純米大吟醸酒」です。純米大吟醸の綺麗で華やかな一面を残しつつ、播磨の酒らしく、おだやかでしっかりとした旨味を感じる、懐の深いお酒です。ボトルデザインは「円窓から眺める新月」をイメージしており、「朔」の世界観を表現しています。

◎商品情報

  • 純米大吟醸(生酛)

  • 内容量:720ml

  • アルコール分:約16度

  • 精米歩合:50%

  • 原材料名:米、米麹(藤本圭一朗さんが生育した加西市上万願寺町産の山田錦を全量使用)

  • 製造者:富久錦株式会社(兵庫県加西市)

  • 企画者:株式会社みたて(京都市中京区)

  • 販売価格:6,600円(税込み・送料別)

  • 商品ページ:https://newmoon.jp/posts/sakur03by

◎期間限定キャンペーン

このたびの受賞を記念して、送料無料キャンペーンを期間限定(6月5日~6月30日)で実施いたします。詳しくは、以下のWebサイトをご覧ください。

【送料無料キャンペーンページ】 https://newmoon.jp/posts/smc 

4)「朔」が産まれた背景

「朔」は、コロナ禍における当社の新事業として令和3年度にスタートしました。「訪日外国人の99.9%がいなくなる」というピンチを前に、何とかこれをチャンスに変えられないかという思いで、当時注目されていた「オンライン体験」を企画。苗が稲になり、米が酒になる10か月の間、兵庫県・播磨の地域文化を10回にわたってオンラインを通じて体験し、最後に搾りたての日本酒が届く会員サービスとして開始しました(現在はサービス内容を変更)。その初年度に醸造した日本酒が今回受賞した「朔 R03BY」です。翌年度(朔 R04BY)は醸造を完了し、現在オンラインにて販売中。そして、「朔 R05BY」の醸造に向けた田植えを、つい先日(2023年6月3日)に実施いたしました(2024年3月から提供開始予定)。

◎令和3年度に実施した10回のオンライン体験

  1. 21.5.30 神職を訪ねる旅(住吉神社 宮司 林 垂栄さん)

  2. 21.6.13 農家を訪ねる旅(株式会社元源 代表取締役 藤本 圭一朗さん)

  3. 21.7.18 能楽師を訪ねる旅(観世流 シテ方 藤井 丈雄さん)

  4. 21.8.29 刀鍛冶を訪ねる旅(明珍宗裕鍛刀場 明珍 宗裕さん)

  5. 21.10.2 漆芸家を訪ねる旅(江藤漆美術工芸 江藤 雄造さん)

  6. 21.10.30 百姓を訪ねる旅(ten 代表 名古屋 敦さん)

  7. 21.11.14 醸造家を訪ねる旅(富久錦株式会社 代表取締役 稲岡 敬之さん)

  8. 21.12.11 書道家を訪ねる旅(書道家 藤田 雄大さん)

  9. 22.1.22 陶芸家を訪ねる旅(東条秋津窯 藤村 拓太さん)

  10. 22.3.19 料理人を訪ねる旅(日本料理 淡流 中江 悠文さん)

5)「朔」のコンセプト=酒は地域の風土を語る最高のストーリーテラー

当社が、新事業の素材として日本酒を選んだのは、そこに非常に大きなポテンシャルがあると感じたからです。海外の旅行者から日本酒は非常に高い評価を受けています。それは「寿司や和食に合うから」という味の面だけではなく、「神道における日本酒の存在」「稲作文化との深い関わり」「地域文化との融合」といった、文化的な面に魅力を感じているからだと考えています。一方で国内市場は縮小を続けており、ワインに比べて日本酒がとても手ごろな価格にとどまっていることについて、漠然とした課題感を抱いていました。そこで、日本酒のプロデュース事業に参入することで、多くのことを学び、日本酒の持つポテンシャルを活かせるようになろうと考え、2021年より「朔」をスタートいたしました。

6)今後について

国内向けには「朔 R05BY」の醸造を楽しむ体験プログラム「播磨テロワール俱楽部(2023-24シーズン 後期)」をはじめ、日本酒が持つ魅力をさらに広める活動に邁進してまいります。海外向けには、旅行会社である当社の特徴を活かし、日本酒を切り口として各地の風土を体験できるようなサービスに展開していく予定です。

◎【国内】播磨テロワール俱楽部(2023-24シーズン)後期

「播磨テロワール俱楽部」は、苗が稲になり、米が酒になる10か月を経て、最後にできたての日本酒を味わう体験プログラムです。米づくり、酒づくりの様子はInstagramなどを通じて発信、田んぼ(酒蔵)に来られない会員様むけに真鍮の名札が米(酒)の生育を見守ります。また、メンバー限定の稲作体験や醸造体験も実施(定員あり)。お店では売っていない、自分だけのお酒ができるまでのプロセスこそをお楽しみいただけます。現在、公式サイトにて倶楽部メンバーを募集しています(限定200名)。

【「播磨テロワール俱楽部(2023-24シーズン)」募集ページ】 https://newmoon04.base.shop/items/75206927

◎【海外】海外への展開

日本酒の持つ魅力をインバウンドにも体験してもらえるよう、2023年11月6日にイギリス・ロンドンで自社開催の訪日旅行PRイベント「酒で旅するニッポン」を開催します。本イベント https://mitate.kyoto/dts2023/ は2回目の開催となり、現地の旅行会社を対象に開催されます。

7)株式会社みたてのご紹介

社名

株式会社みたて

代表者

代表取締役 庄司英生

設立日

2014年7月22日

所在地

〒604-8156 京都市中京区室町通蛸薬師下ル山伏山町546-2 京都芸術センター北館3階

Webサイト

株式会社みたて

事業内容

①DMC(旅行会社)事業

茶と酒をテーマとしたユニークな旅行プロダクトを企画し、欧米豪のツアー・オペレーターからの依頼に応じてオーダーメイドで手配する事業

②訪日旅行PR事業「Japan-san(ジャパンサン)」https://www.japan-san.net/

イギリスを拠点に、欧米豪のツアー・オペレーターや旅行メディアへの訪日旅行PRを行う事業(実績:東京観光財団、JNTOロンドン事務局、秋田県、神奈川県、三重県、海の京都DMO、等)

③日本酒体験プログラム事業「朔(さく)」https://newmoon.jp/

「酒で旅するニッポン」をテーマに、日本各地の多様な風土を酒を通じて紐解き、体験プログラムに仕立て、販売する事業

会社案内

こちらをご覧ください https://docs.google.com/document/d/1C0HzHu4dkFpZ4q6mR9qbG0pDYrjIc0vZNpYcUHd8UaQ/edit?usp=sharing

8)富久錦株式会社のご紹介

社名

富久錦株式会社

代表者

代表取締役社長 稲岡 敬之

創業年

創業 1839年(天保10年)

所在地

〒675-2223 兵庫県加西市三口町1048

Webサイト

http://www.fukunishiki.co.jp/index.html

事業内容

酒類製造業 / 酒類食品小売業 / 飲食業

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