菅笠作り続ける95歳女性、高いモチベーション　福井県の郷土工芸品、鮮やかな手さばき | 社会 | 福井のニュース | 福井新聞O (www.fukuishimbun.co.jp)

福井県の郷土工芸品に指定されている福井市清水東地区の特産「越前菅笠（えちぜんすげがさ）」の製作が本格化している。作り手最年長の斉藤ササヲさん（95）はこの道80年以上。「作ってほしいと言ってくれるのがうれしい。体が健康なうちは作り続ける」と熟練の技で一つ一つ丁寧に仕上げている。　明治時代に生まれた越前菅笠は農閑期の冬場に作られる同地区の伝統品で、最盛期には10万個以上生産していた。現在は地元住民でつくる「越前菅笠を守る会」の女性8人が毎年約200個作っている。