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スタートバーンは、NFTを活用したファッション展示会を企画・開催。ANREALAGEやTOMO KOIZUMIなど5ブランドが参画。

スタートバーン株式会社(本社:東京都文京区、代表取締役:施井泰平、以下スタートバーン)は、経済産業省(以下経産省)の委託先として、ブロックチェーンひいてはNFTを活用したファッション産業における展示会の高度化について実証事業を開始します。2022年3月4日(金)〜13日(日)、PARCEL(パーセル、東京都日本橋馬喰町)を主会場に、ANREALAGE(アンリアレイジ)やTOMO KOIZUMI(トモ コイズミ)など5つのファッションブランドが提供する作品を、フィジカルとデジタルで展示する「SIZELESS TWIN(サイズレス・ツイン)」を開催します。スタートバーンが構築するブロックチェーンインフラ「Startrail(スタートレイル)」を活用し、ブランドやデザイナーにおける販売内容の多様化および長期的な作品管理と収益還元を提案します。

スタートバーンは、ブロックチェーンひいてはNFTを活用して、アート作品の真正性・信頼性担保と価値継承を支えるインフラ「Startrail」を構築しています。このたび、経産省が公募を行った令和3年度「展示会等のイベント産業高度化推進事業(展示会等における流通・取引の高度化実証事業)」を実施する委託先として採択されました。

ファッション産業における展示会の高度化に向けた実証事業として、NFTを活用したファッション展示会「SIZELESS TWIN」を開催します。各ファッションブランドから提供される ①Unique Piece(ユニーク・ピース)に加え、それをもとに生成されたメタバース用3DCGデータの ②Digi-Couture Sculpture(デジクチュール・スカルプチャー)や、プロフィール用合成写真データの ③Phygital Portrait(フィジタル・ポートレート)を展示・販売します。

①のフィジカルな展示はもちろん、バーチャル試着やメタバース展示、デジタルツインモデルの起用など、②③へより身近にアクセスするための企画を用意しています。①②③には、いずれもStartrailのNFT(ブロックチェーン証明書)が発行され、販売内容の多様化および長期的な作品管理と収益還元を実現します。さらに2022年4月9日(土)〜5月2日(月)には、香港のK11アートモールでも展示会を予定しています。

目次

1. 参加ファッションブランド/デザイナー
2. NFTを含む最新技術の活用と効果
 a. 販売内容の多様化
  ①【 Unique Piece 】一点物作品 + ブロックチェーン証明書
  ②【 Digi-Couture Sculpture 】メタバース用3DCGデータ + NFT 
  ③【 Phygital Portrait 】プロフィール用合成写真データ + NFT
 b. 二次流通・利用の管理と還元金
3. スタートバーン 代表取締役 施井泰平 コメント
4. 「SIZELESS TWIN」開催概要
5. 関連事業者のご紹介
6. 本プレスリリースに関するお問い合わせ先

1. 参加ファッションブランド/デザイナー(アルファベット順)

ANREALAGE(アンリアレイジ)
HIRUME(ヒルメ)
Masaya Kushino(串野真也)
TOMO KOIZUMI(トモ コイズミ)
YUIMA NAKAZATO(ユイマ ナカザト)

2. NFTを含む最新技術の活用と効果

現状ファッションブランドの収益源は、多くの場合、実物の作品の販売に限られています。特にオートクチュール形式で販売される作品の場合は、その購買層も限定的です。このような現状を踏まえ本展示会では、ブロックチェーンやNFTをはじめとした最新技術を活用し、販売内容の多様化および二次流通・利用の管理と還元金の実現を提案します。
 

 

a.  販売内容の多様化

これまで取り扱われてきた実物作品に加え、②Digi-Couture Sculpture(デジクチュール・スカルプチャー)や③Phygital Portrait(フィジタル・ポートレート)のような新たな作品を展開することで、デザイナーにおける表現の広がりや、ブランドにおける販売経路の多様化を実現します。StartrailのNFT(ブロックチェーン証明書)を活用することで、販売・利用方法のフィジカルやデジタルを問わず、正規のブランドやデザイナーから販売された作品であるという長期的な価値担保が可能です。

①【 Unique Piece(ユニーク・ピース)】一点物作品 + ブロックチェーン証明書
各ブランドおよびデザイナーが制作した物理的なユニークピース(一点物)を販売し、StartrailのNFT(ブロックチェーン証明書)を発行します。作品は主会場ギャラリーのPARCELにて購入可能です。

② 【 Digi-Couture Sculpture(デジクチュール・スカルプチャー)】メタバース用3DCGデータ + NFT 
ユニークピースをもとに3DCGデータを生成し、それぞれにStartrailのNFT(ブロックチェーン証明書)を発行の上、NFTマーケットプレイスにて販売します。購入した作品は、メタバース空間上で使用することができます。該当のNFTマーケットプレイスやメタバース空間については、後日特設ウェブサイト(https://sizelesstwin.startbahn.io)にて公開予定です。

③ 【 Phygital Portrait(フィジタル・ポートレート)】プロフィール用合成写真データ + NFT
「Phygital」は、「Physical」と「Digital」の複合語です。作品の3DCGデータを自身のポートレート写真に合成させた画像データを販売し、それぞれにStartrailのNFT(ブロックチェーン証明書)を発行します。主会場にて、ポートレート撮影の申し込みが可能です。会期後に撮影が完了すると、後日合成写真が送付されます。

b.  二次流通・利用の管理と還元金

StartrailのNFT(ブロックチェーン証明書)を活用することで、作品の二次流通・利用について設定した規約がサービスを横断して引き継がれるので、作品の長期的な管理が実現できます。作品が二次流通に渡った際にも、元の制作者であるブランドやデザイナーに対する還元金についての規約が継承されます。

今後は、二次流通事業者とのAPI連携などを通して、より簡易的な流通管理の仕組みにアップデートしていきます。また、制作過程に関わる情報までも一元管理できるというブロックチェーン技術のポテンシャルを活かし、サステナブルな作品提供のインセンティブになり得るものとして、NFTの活用方法を提案しつづけます。

3.  スタートバーン 代表取締役 施井泰平 コメント

これまでスタートバーンは、アートという領域に特化してブロックチェーン、そしてNFTの技術を提供してきました。アート作品の価値は、たった一度消費されて終わりではなく、長期的な流通の過程で何度も問われ続けるものです。今回取り扱われる作品のように、将来的に何度も価値を問われるクリエイティブであれば、その価値はそれが生まれた瞬間から守られるべきです。そういった価値継承を支えるために、ブロックチェーン技術は最善策だと考えています。また、流通の管理や還元金などの仕組みを通して収益源を複線化し、クリエイターを支えつづけることができるという点にも期待が寄せられています。

また、本展のタイトルである「SIZELESS TWIN」の「size」という言葉には、「服のサイズ」だけでなく、実態や真相といった「実存」という意味があります。デジタルツインの存在を複数のアプローチで視覚化することにより、「size」から解放される未来を描きつつ、実態のない儚さに潜む現代的な問いを喚起できればと考えています。

4. 「SIZELESS TWIN(サイズレス・ツイン)」開催概要

【 会期 】 2022年3⽉4⽇(金)〜3月13日(日)
【 時間 】14:00 〜 19:00
【 休み 】月曜日、火曜日
【 会場 】DDD HOTEL( 〒103-0002 東京都中央区日本橋馬喰町2丁目2−1)、まるかビル( 〒103-0002 東京都中央区日本橋馬喰町2丁目2-14)
【 主催 】スタートバーン株式会社
【 企画監修 】株式会社アートダイナミクス
【 出展 】ANREALAGE、HIRUME、Masaya Kushino、TOMO KOIZUMI、YUIMA NAKAZATO
【 協力 】合同会社UNrealize、株式会社エージーディレクションズ、株式会社Psychic VR Lab、株式会社サイバーエージェント、株式会社Sapeet、Dentsu Lab Tokyo、Dentsu Craft Tokyo、NEORT株式会社、idiomorph(番匠カンナ)、ログズ株式会社
【 宣伝美術 】株式会社セミトランスペアレント・デザイン
【 特設ウェブサイト 】https://sizelesstwin.startbahn.io (近日公開)
※ 新型コロナウイルス感染拡大防止に伴う緊急事態宣言発令等により、会期・営業時間が前後する可能性がございます。予めご了承ください。

5.  関連事業者のご紹介

■ スタートバーン株式会社

スタートバーンは世界中のアーティストそしてアートに関わる全ての人が必要とする技術を提供し、より豊かな社会の実現を目指す会社です。アート作品の信頼性や真正性の担保および価値継承を支えるブロックチェーンインフラ「Startrail」を構築しています。

https://startbahn.jp/

「Startrail(スタートレイル)」とは
アート作品の信頼性と真正性の担保ひいては価値継承を支えることを目指した、持続可能なブロックチェーンインフラです。展示・売買・蒐集・査定・保存・継承など様々な領域のステイクホルダーが存在する、アート業界固有のエコシステムを支えます。Startrailには、作品の来歴はもちろん、展示やオークションの履歴など、作品に関するさまざまな情報を永続的に記録できます。また、二次流通時の取引や利用について、アーティスト自身が事前に独自の作品規約を設定することが可能です。

https://startrail.io

■ ログズ株式会社

日本橋馬喰町を拠点としながら、アパレル事業を主軸にクリエイティブクラスに向けたデザインホテル「DDD HOTEL」、今年ミシュラン1つ星を獲得したキッチンスペース「nôl」、10代に向けたクリエーションの学び舎「GAKU」など、⾐⾷住学にまつわる事業を多角的に展開。クリエイティブコミュニティをつなげる新しい流通業の形を追求しています。

http://logs.co.jp/

「DDD HOTEL」とは
DDD HOTEL は、日本橋馬喰町にある“コレクティブ・ホテル” です。ミニマルで洗練されたデザインの客室に加え、現代美術のアートギャラリー「PARCEL」、カフェ&バー「abno」、ミシュラン一つ星を獲得したキッチンスペース「nôl」を併設し、様々な目的を持つ個人が、個性を尊重しあい共生するライフスタイルを提案しています。

https://dddhotel.jp/

■ ANREALAGE(アンリアレイジ)

デザイナー森永邦彦。1980年、東京都国立市生まれ。早稲田大学社会科学部卒業。大学在学中にバンタンデザイン研究所に通い服づくりをはじめる。2003年「アンリアレイジ」として活動を開始。ANREALAGEとは、A REAL-日常、UN REAL-非日常、AGE-時代、を意味する。2005年東京タワーを会場に東京コレクションデビュー、同年ニューヨークの新人デザイナーコンテスト「GEN ART 2005」でアバンギャルド大賞を受賞。東京コレクションで10年活動を続け、2014年よりパリコレクションへ進出。2015年フランスの「ANDAM FASHION AWARD」のファイナリストに選出される。2017年パリコレ以降の作品を展示した「A LIGHT UN LIGHT」展を国内で開催し、LA及びサンパウロのJAPAN HOUSEにて巡回展を開催、また、ポンピドゥー・センター・メッスやロスチャイルド館、森美術館での展覧会へも参加している。2019年フランスの「LVMH PRIZE」のファイナリストに選出。2019年度第37回毎日ファッション大賞受賞。2020年 伊・FENDIとの協業をミラノコレクションにて発表。2021年ドバイ万博日本館の公式ユニフォームを担当。

https://www.anrealage.com

■ HIRUME(ヒルメ)

LABORATORY FOR ARTS AND CRAFTS
グローバリゼーションの果てには、19 世紀後半のウィリアム・モリスが予見しているように、いま一度、芸術と生活が一致する時代がやってくる。HIRUMEは、伝統工芸の技やモチーフと、現代的なデザイン、アート、ファッションが出会うことで、化学反応が生まれる実験室。HIRUMEはまた、伝統工芸の後継者育成を 支援するブランドでもあります。古代、現代、未来を循環させる日本のものづくりの力を、HIRUMEが世界に発信します。

https://www.hirume.jp

■ Masaya Kushino(串野真也)

広島県尾道市因島出身。自然からインスピレーションを受け、ファイナルデザインをテーマにした靴の作品を最先端技術や伝統技術などを駆使して製作し、世界に向けて発表している。現在はバイオテクノロジ ーなど科学技術を取り入れたアート作品なども積極的に取り組んでいる。作品はイギリスの国立博物館、ヴィクトリア・アンド・アルバート博物館、ニューヨークのファッション工科大学美術館に永久保存されている。

http://masayakushino.jp/

■ TOMO KOIZUMI(トモ コイズミ)

2011年、大学在学中に自身のブランドを立ち上げる。2019年初となるファッションショーをニューヨークで開催。2019年毎日ファッション大賞選考委員特別賞受賞、BoF500選出。2020年LVMHプライズ優勝者の1人に選ばれる。2021年東京オリンピック開会式にて国歌斉唱の衣装を担当。2021年毎日ファッション大賞を受賞。

http://tomo-koizumi.com/

■ YUIMA NAKAZATO(ユイマ ナカザト)

彫刻家の父と彫金家の母の間に生まれ、幼いころから現代アートや様々な表現に囲まれて育つ。独学で服作りを開始し、ベルギーアントワープ王立芸術アカデミーファッション科入学。卒業コレクションがヨーロッパで数々の賞を受賞。2016年パリ・オートクチュール組合より招待デザイナーに選ばれパリでコレクションを発表。テクノロジーとクラフトマンシップを組み合わせた新しいものづくりを提案する。

https://www.yuimanakazato.com/

■ 株式会社エージーディレクションズ(AG Directions Inc.)

3DCG映像を基軸にメタバース、VR/AR、バーチャルヒューマン、ゲームコンテンツを制作。心のこもったコンテンツを提供し、感動し、楽しんでいただく事で、人々の心を豊かにし、平和な社会つくりに貢献します。

http://www.agdirections.com/index.html

■ 株式会社Sapeet(サピート)

Sapeetは、3DアルゴリズムとAI身体分析テクノロジーを強みとする東京大学発のスタートアップ企業です。
独自の3D身体分析・可視化技術をわかりやすく使いやすいシステムとして提供し、ヘルスケア業界をはじめとする、身体に関わるサービス事業者様の販促や開発を支援しております。

会社名 :株式会社Sapeet(サピート)
代表者名:代表取締役 築山 英治
所在地 :東京都文京区本郷2-35-10 本郷瀬川ビル4階
事業内容:3次元情報の取得と可視化、3Dデータ制作や画像生成、3Dに関連する新規事業や研究開発案件のコンサルティング&技術提供。AI姿勢分析システム「シセイカルテ」の開発・運用。
Sapeetコーポレートサイト:https://about.sapeet.com/

■ Dentsu Lab Tokyo(デンツウラボトウキョー)

Dentsu Lab Tokyoは、研究・企画・開発が一体となったクリエーティブのR&D組織です。「PLAYFUL SOLUTION」「おもいもよらない」をフィロソフィーとしながら、デジタルテクノロジーとアイデアによって、人の心を動かす表現開発や、いま世の中が求める社会の課題解決を実践しています。

https://dentsulab.tokyo/

■ Dentsu Craft Tokyo(デンツウクラフトトウキョー)

テクノロジー、デザイン、プロデュース。各領域のクリエーターが同居し「つくる」を展開するクリエーティブハウス、Dentsu Craft Tokyo。“Human Magic”をコンセプトに、アイデアの着想から制作、実現まで、クライアントやコンテンツホルダーの想いを高いクラフト力で具現化し、世の中に発信し続けています。

https://dentsucraft.tokyo

■ NEORT株式会社

デジタルテクノロジーを駆使した新しいアートのためのオンラインプラットフォーム「NEORT」の開発・運営を行うスタートアップ。
2022年4月にはデジタルアート専門の展示空間「NEORT++」が日本橋馬喰町にて開廊予定。
オンライン・オフラインを行き来しながら新しいアートの体験構築を目指す。

https://neort.io

6.  本プレスリリースに関するお問い合わせ先

スタートバーン株式会社
広報担当:水野
pr@startbahn.jp

本展示会では、会期中のメディア取材を個別でお受けいたします。
取材を希望されるメディア関係者の方は、上記連絡先までご一報ください。

※本ニュースリリースに記載の内容は、発表日現在のものです。最新の情報は、特設ウェブサイト(https://sizelesstwin.startbahn.io)をご確認ください。

 

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