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入浴を「文化」へ昇華するためのアワード「湯道文化賞」初代受賞者7名決定!

一般社団法人 湯道文化振興会(代表理事:小山薫堂、本社:東京都港区)は、日本人が日常的に行う入浴行為を「文化」へと昇華させることを目的として、入浴に関する文化的な取り組みに光を当てる「湯道文化賞」を創設。
その初代受賞者7名が決定し、京都・大徳寺真珠庵にて表彰式を開催いたしました。

詳細URL:https://yu-do.jp/activities
(受賞者プロフィール、審査員講評など)

◆初代受賞者

  • 湯道文化賞:入浴を「文化」へ昇華するために、特に輝かしい功績を遺した個人・団体。

亀の井別荘 中谷 健太郎氏
(代理出席:亀の井別荘4代目 中谷 太郎氏)
昭和40年代のはじめ頃、湯布院町はなにもない村でした。そこに、薫平さんや父、皆がガムシャラに文化をつくってきた姿を近くで見てきました。あれから50年近く経ち、多くのお客様にお越しいただけるようになり、こうして賞までいただけて感無量です。
私の使命は、由布院を大事に受け継ぎ、さらに喜んでいただける場所に仕立て、次の代に渡すことだと思っています。いただいたお言葉と賞を持ち帰り、今後の繁盛・発展に向けて努力いたします。

 

由布院 玉の湯 溝口 薫平氏
(代理出席:由布院 玉の湯代表取締役社長 桑野 和泉氏)
豊かな環境を保ち、皆さんを温かくお迎えしたいという想いで、健太郎さん、父たちはずっと走ってきました。自分たち住民だけではなく、訪れる人たちも一緒になって作っていく・・・それがここならではの文化に繋がっているのだと思っています。
また、今回の受賞によって、「次の世代へ『湯道』の精神を伝えていく」、という使命感をいただきました。「湯道」の考え方や想いは、日本が世界に誇れることだと思います。これから海外のお客様も増える中で、日本の良さをより実感していただくためにも「湯道」の精神を伝えながら、皆様をお迎えしたいです。
 

  •  湯道特別賞:長年、入浴文化の発展を支え、文化を築いてきた個人・団体。

出羽三山 奥宮 湯殿山神社 本宮
(代理出席:出羽三山神社 参事 吉住 登志喜氏)
出羽三山は修験の山、山岳信仰の山です。西洋医学が入ってくる前、「お湯」は、体のみならず、心を癒す最大の薬として用いられていました。そして、名立たる修験の山には鉱山と温泉が不可欠でした。修行で痛めた身体を癒したり、心身を清めたりする為に温泉は大切なものでした。昔から「お湯」を崇める湯殿山はある意味「湯道」の原点かもしれません。現在において「お湯」は日本人の心の拠り所になるべきものだと強く思っています。
先人たちが残してくれた歴史・伝統・文化を大事にし、「お湯」を通して感謝と祈りを忘れる事無く重んじていく事こそコロナ禍を越えていく日本人が、又「湯道」というものが華開く道と考えます。

銭湯絵師 丸山 清人氏
銭湯絵師として60数年描いてきましたが、本当に私の人生、良い人生を送ったと思います。「継続は力なり」という言葉を実践しようと思いますので、これからも銭湯絵と共に噛み締めて生きていきたいと思います。
東京の銭湯がだんだんと少なくなるのを寂しく思っております。どうかみなさんも銭湯に足を運んでもらえたら幸いです。
 

  • 湯道創造賞:これまでにない発想や取り組みで、入浴に新たな価値を付加している個人・団体。

小杉湯 平松 佑介氏
小杉湯は昭和8年に創業し、今年で89年目になります。祖父が戦後新潟から出てきて、一生懸命働いてお金を貯めて小杉湯を購入し、銭湯を経営。それを父が継ぎ、私は2016年に継承いたしました。
東京の多くの銭湯は上下水道が備わっていない時に作られておりますので、井戸水で経営をしております。未だに小杉湯も豊富な井戸水のおかげで毎日経営ができていて、「湯道」の理念にあるように、水への感謝や大地への感謝の気持ちを日々抱いております。小杉湯としては銭湯を「ケの日のハレ」とし、日常の中で本当に小さな幸せが感じられ、気付ける場所と定義しています。「湯道」の心と共に、銭湯文化を続けていくように頑張っていきたいと思います。
 

  • 湯道工芸賞:日本の伝統工芸において入浴関連の道具を制作すると共に、魅力発信に寄与した個人・団体。

中川木工芸 中川 周士 氏
桶屋の仕事の中で、湯桶を作るのは重要な仕事です。祖父の頃は、六畳の部屋が畳から天井まで埋まるぐらい桶を作り、銭湯や温泉旅館に納めていました。当時、京都市内で木桶を作る工房は200軒近くありましたが、今は数件ほどしか残っていません。木桶の文化を遺していく取り組みの中で、海外にも視野を広げていこうと活動しています。
薫堂さんとのご縁から、新しい「湯道」のお道具を作らせていただきました。酒器造りにも使われる“片口”の技法を用いて、ちょうど真正面から見ると、口の尖った狐の顔のように見えるので「狐桶」と名付けました。この度は栄誉ある賞をいただき、本当に光栄です。
 

  • 湯道貢献賞:「湯道」の精神理念に深く共感し、それを体現する個人・団体。

株式会社ノーリツ創業者・名誉会長 故・太田 敏郎 氏
(代理出席:株式会社ノーリツ 代表取締役社長 腹巻 知氏)
ご表彰いただいた創業者の太田敏郎は、残念ながら3年前に他界いたしました。企業は、環境変化に合わせて変化し続けなければならない存在ですが、創業の原点である「お風呂は人を幸せにする」という想いは、決して変えてはいけない社員全員が大切にしている価値観です。時代が変わり、提供価値や商材が変わっても、創業者の太田がこの会社・事業を立ち上げた時の想いに立ち戻り、「今何ができるのか」を考え、あらゆる社会問題に果敢にチャレンジしたいと思います。
                
◆「湯道文化賞」とは
日本の入浴文化の保存・振興、そして、日常の入浴行為を「文化」へと昇華させることを目的とした表彰制度。
2022年に創設。5つの部門ごとに受賞者を選出し、
一休禅師を開祖とする京都 臨済宗大本山大徳寺真珠庵にて、表彰式を行った。

<審査員>
・小説家・エッセイスト/湯道文化振興会 理事 柏井 壽氏
・温泉ビューティ研究家・トラベルジャーナリスト 石井 宏子氏
・銭湯大使 ステファニー・コロイン氏
・温泉カメラマン 杉本 圭氏
・放送作家/湯道文化振興会 代表理事 小山 薫堂

◆「湯道」とは

現代に生きる日本人が日常の習慣として疑わない「入浴」という行為。
しかし冷静に考えるならば、飲める水を沸かして湯にし、それに人が浸かる・・・
世界196ケ国のうち、水道水を安全に飲める国は9ケ国しかないことを鑑みれば、
これほど贅沢で感謝すべき行為はありません。
日本人にとっての入浴という行為は、世界でも類稀なる生活文化であり、
その精神と様式を突き詰めてゆくことで一つの「道」になるという想いに至りました。
「感謝の念を抱く」「慮る心を培う」「自己を磨く」という三つの精神を核としながら、
日本の入浴文化を世界に発信する活動です。

◆団体概要
団体名:一般社団法人 湯道文化振興会
所在地:東京都港区虎ノ門5-11-1
設立:2020年10月19日
代表理事:小山薫堂
事業内容:日本の入浴文化の保存、普及および国内外への啓蒙活動。日本の伝統工芸の保存、普及および振興活動など。
URL:https://yu-do.jp/

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