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京都精華大学 伝統産業イノベーションセンターが工芸を起点に未来の社会像を考えるシンポジウムを開催

京都精華大学(所在地:京都市左京区、学長:ウスビ・サコ)は、このたび多角的な視点で社会課題を議論するシンポジウム「Tangible/Intangible – 工芸から覗く未来」 (参加無料/会場:京都伝統産業ミュージアム+オンライン配信)を開催します。
​本イベントは、KYOTO KOUGEI WEEKの一環として、"tangible/intangible" (有形、無形)をテーマに、自然環境やプロダクトデザイン、教育、職人文化など工芸をめぐる事柄について議論します。会場となる京都伝統産業ミュージアムで開催中の特別企画展「SHOKUNIN pass/path」出展作家や、手仕事における流通・販売分野に携わる登壇者を迎えて2部構成で開催。工芸の世界でさまざまな取り組みをおこなう方々とともに伝統的な手仕事を起点として未来の社会像について考えます。

 

京都精華大学 伝統産業イノベーションセンター主催シンポジウム
「Tangible/Intangible – 工芸から覗く未来」

 

  • 日時:2021年12月17日(金)14:00-16:00/18:00-20:00の2部構成
  • 場所:京都伝統産業ミュージアム(〒 606-8343 京都市左京区岡崎成勝寺町 9-1 京都市勧業館みやこめっせ 地下 1 階)+オンライン配信(YouTube)
  • 定員(会場参加):各回30名 参加費:無料
  • 申し込み:Peatixリンク先→https://kkw-symposium.peatix.com/

【第一部】14:00-16:00 「SHOKUNIN pass/path」登壇者:

  • 中川 周⼠(中川⽊⼯芸・京都精華大学 伝統産業イノベーションセンター特別共同研究員)
  • ⼋⽊ 隆裕(開化堂・京都精華大学 伝統産業イノベーションセンター特別共同研究員)
  • 鞍田崇(明治大学理工学部准教授・京都精華大学 伝統産業イノベーションセンター特別共同研究員)

【第二部】18:00-20:00 「Tangible/Intangible 手仕事にふれること」登壇者

  •  日野明子(スタジオ木瓜)
  • 相馬英俊(株式会社 三越伊勢丹)
  • 米原有二(京都精華大学 伝統産業イノベーションセンター)

※登壇者追加の可能性があります。
※ご予約にはPeatixのアカウントが必要です。
※会場で参加される方は、当日、受付カウンターにて予約画面をご提示ください。
※会場でのご参加は、各回30名までとなります。定員になり次第締め切りとさせていただきますので、お早めにお申込ください。
※オンラインでも同時配信いたします。オンライン視聴のURLはPeatixよりご予約いただいた参加者様へ開始時間の直前にメールでお知らせします。

【第一部】14:00-16:00 「SHOKUNIN pass/path」登壇者プロフィール

中川 周⼠(中川⽊⼯芸・京都精華大学伝統産業イノベーションセンター特別共同研究員)
中川⽊⼯芸ではその当時から受け継がれる伝統的な⽊桶の製作技法を⽤いて、おひつや寿司桶など⽩⽊の美しい⽊製品を数多く制作しています。近年、他の技法では表現が難しいデザイン性に富んだ⾰新的な作品の製作にも挑戦し、⽇本国内のみならず海外からも⾼く評価されている。
https://nakagawa.works/
 

⼋⽊ 隆裕(開化堂・京都精華大学伝統産業イノベーションセンター特別共同研究員)
時は⽂明開化の1875年(明治⼋年)、開化堂は英国から輸⼊されるようになった錻⼒を使い、丸鑵製造の草分けとして京都で創業。以来、⼀貫した⼿づくりで⼀世紀を過ぎた今もなお、初代からの⼿法を守り続ける。開化堂の茶筒は、へこみや歪みができても修理することで使い続けることができる。それは、⼿づくりだからできること。この先、もし修理が必要になっても、弊堂職⼈によって修理することができるよう、これからも絶えることなく技術を繋いでいく。
https://www.kaikado.jp/

鞍田崇(明治大学理工学部准教授・京都精華大学伝統産業イノベーションセンター特別共同研究員)
哲学者。1970年兵庫県生まれ。京都大学大学院人間・環境学研究科修了。現在、明治大学理工学部准教授。近年は、ローカルスタンダードとインティマシーという視点から、現代社会の思想状況を問う。著作に『民藝のインティマシー 「いとおしさ」をデザインする』(明治大学出版会 2015)など。民藝「案内人」としてNHK-Eテレ「趣味どきっ!私の好きな民藝」に出演(2018年放送)。
https://takashikurata.com/

【第二部 18:00-20:00】「Tangible/Intangible 手仕事にふれること」登壇者プロフィール

日野明子(スタジオ木瓜)
1967年神奈川県生まれ。共立女子大学卒業。家政学部生活美術科では手仕事の復権を謳い続けた秋岡芳夫のゼミ履修。1991年—1998年 北欧クラフトプロダクツや日本の生活道具を扱っていた松屋商事で営業を担当。会社の解散に伴い、1999年独立。主な仕事は、卸売、展覧会企画、産地アドバイザー、執筆。
著書に『うつわの手帖Ⅰ、Ⅱ』(ラトルズ )、『台所道具を一生ものにする手入れ術』(誠文堂新光社)。連載:『暮しの手帖』「あれやこれや 道具のはなし」、『住む。』「作り手の家を訪ねる」。『AXISweb』「宝玉混沌パズル」
https://www.axismag.jp/posts/serial/hinoakiko-puzzle

相馬英俊(株式会社 三越伊勢丹)

 

株式会社三越伊勢丹所属。デザインオフィスnendoデザインディレクター(出向)。1991年伊勢丹入社。家庭用品部門バイヤーを経て、リビング商品部長、伊勢丹浦和店営業統括部長、株式会社三越伊勢丹研究所取締役、株式会社三越伊勢丹プロパティ・デザイン取締役などを経て現職。京都芸術大学 芸術学部芸術学科 在学中
2015年新宿伊勢丹リビングリモデル・2016年銀座三越リビングリモデル計画。漆は怖いですか?・moretrees「鳩時計」・マルニ木工×皆川明「ふしとカケラ」・生命の美 漆と陶 「超絶技巧の世界展」(葉山有樹・若宮隆志)・Meets.イイホシユミコ& 鹿児島睦展 などを新宿伊勢丹で企画。
https://r100tokyo.com/curiosity/my-life-with-art/380/
 

米原 有二(京都精華大学 国際文化学部教員、伝統産業イノベーションセンター長)
1977年京都府生まれ。京都を拠点に工芸を対象とした取材・執筆活動をおこなう。2018年に京都精華大学伝統産業イノベーションセンター長に着任。工芸を起点とした社会研究・教育に取り組む。おもな著書に『京都職人 -匠のてのひら-』、『京都老舗 -暖簾のこころ-』(ともに共著・水曜社)、『京職人ブルース』(京阪神エルマガジン社)、『近世の即位礼-東山天皇即位式模型でみる京職人の技術』(共著・青幻舎)など。
https://dento.kyoto-seika.ac.jp/

京都精華大学 伝統産業イノベーションセンターについて

伝統産業イノベーションセンターは、これまで京都精華大学が培ってきた伝統産業の知見を集約し、より活発な教育・研究活動に還元するために2017年に設立しました。〔研究〕〔教育〕〔社会連携活動〕を大きな軸として、世界有数の工芸産地・京都を拠点にさまざまな国や地域の手仕事との連携をめざしています。
 2019年9月には「 We – 工芸から覗く未来」と題したシンポジウムを国際マンガミュージアムで開催。2021年2月には「 Things – 工芸から覗く未来」と題したオンラインシンポジウムを開催し、工芸の世界でさまざまな取り組みをおこなう方々とともにエシカル消費やエコロジー、労働環境といった社会課題について、伝統的な手仕事を起点に議論を重ねてきました。本企画はその第3弾にあたります。
https://dento.kyoto-seika.ac.jp/

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