当社がお二人と出会ったのは、昨年、那覇市内の“やちむん通り”を訪れた時のことでした。“やちむん”とは、沖縄の方言で食器などの焼き物を指す言葉。国際通りから程近い場所にある通りで、器や焼き物の店が多く軒を連ね、昔ながらの景観が残る場所です。一軒一軒、全てのお店を回る中で多種多様な作品に触れましたが、中でも当社の代表が最も気に入った作品が新里竜子さんの器でした。その場で購入したのはもちろんですが、その翌日に工房までに直接会いに行ったことが今回の取組のきっかけとなりました。その後、何度もお話や交渉を重ねた末、ナラティブ・プラットフォーム(https://narrative-platform.com/)でのオンライン個展と特別販売の実現にいたりました。ご主人の新里義和さんは出会った当時、藍の研究をしているとお聞きし、ぜひその琉球藍を使った作品を当社でお披露目したいと思い、作品が仕上がるこのタイミングで実現となりました。
【陶芸家・新里義和/新里竜子 特別作品のお取り扱い開始について】
開催期間:2023年8月5日(土)〜9月3日(日)
作 家:陶芸家 新里義和、陶芸家 新里竜子
展示点数:101点(新作を含む)
https://narrative-platform.com/
作家のご紹介
陶芸家:新里義和
沖縄県生まれ。85年琉球大学教育学部美術工芸科卒業。95年同大学院修了。85年より高校教諭として主に美術を担当しながら、作家としての活動も開始。絵画、写真、CG、彫刻、陶芸等のメディアの枠にとらわれないインスタレーション作品にて個展、グループ展などの幅広い活動を行う。99年から真和志高校を写真甲子園で3度の全国優勝、全国高校デザイン選手権準優勝、まんが甲子園3位等に導き、2008年沖縄タイムス教育賞を受賞。
陶芸家:新里竜子
沖縄県生まれ。89年琉球大学教育学部美術工芸科入学。日本画や水墨画の余白に惹かれつつ、恩師の影響で現代美術を志し、インスタレーションなどを、陶を使って行う。92年大学院へ。写真、ガラス、陶を使ったインスタレーションなど現代美術の活動を行う。94年大学院卒業。非常勤講師として高校にて陶芸や美術工芸を教えつつ作家活動開始。出産後、釉薬の子供への影響を考え、焼き締めのシーサーの制作に限定した時期を過ごす。2016年作家活動再開。
今回のために作られた特別作品の一例
「琉球藍 海花 高台杯」17,600円(税込)
琉球藍が鮮やかに染まった高台杯。お酒以外にも果物などの食物を入れるお皿としてもご使用いただけます。
【作家による説明動画】https://www.youtube.com/watch?v=Qkjof0b4pG0&t=8s
「琉球藍 海花 ビアカップ」5,830円(税込)
開花シリーズのビアカップ。ビール以外にもコーヒーやその他飲み物にも広くご使用いただけます。
【作家による説明動画】https://www.youtube.com/watch?v=Qkjof0b4pG0&t=4s
「縁透かし黒皿」21,780円(税込)
竜子氏の真骨頂である透かし彫りが施されたお皿。盛るお料理はメインディッシュはもちろん、サイドメニューもあり。 普段使いから特別な日まで、幅広くご使用いただけます。
【作家による説明動画】https://www.youtube.com/watch?v=_Se6bciplWE&list=TLGGn2dvPETQaTIwOTA4MjAyMw&t=3s
「しのぎ片口白 おちょこセット」12,100円(税込)
竜子氏が細部までこだわったしのぎが施されたおちょこセット。泡盛はもちろん、日本酒などにもおすすめ。
【作家による説明動画】https://www.youtube.com/watch?v=YhyPwMk_N_8&list=TLGGvYU8jd_3etEwOTA4MjAyMw&t=50s
日本の伝統工芸文化を守るエコシステムとプラットフォーム
長い時間を経て育み、継承されてきた日本の伝統工芸文化は今、少子高齢化や東京一極集中などの理由により消滅の危機に晒されています。当社はこの文化を維持・継承することで日本の誇りを守ると同時に、新たなエコシステムを形成し、国内外でさらなる発展を遂げられないかと事業に挑戦しています。
具体的には、作家や作品に出会えるEコマースのプラットフォーム「Narrative Platform(ナラティブ・プラットフォーム)」を展開していますが、この傘の下には、特別に創られた作品(器)を観て購入できる「WARE(ウェア)」というサービスがあります。このほか、作品(器)を愉しむための一流シェフによる冷凍グルメ「FROZEN(フローズン)」や、作品の源流に触れる旅「TRAVEL(トラベル)」など、立体的に伝統工芸を体感できるサービスを今後拡充していく計画です。こうした様々なサービス展開を推進する中で、物語を起点にした新たな購入体験という概念が広がり、ナラティブ・プラットフォームが通称ナラプラとして広く生活者の中に浸透していくことが私たちの理想です。その状態こそが、健全に日本の伝統工芸が守り、発展していく道筋であると信じています。
なぜ「物語」を起点にするのか
伝統工芸は、類まれなる技術、途方もない手間暇、作品に宿る情熱、想像から生まれる美的感性など、作品の向こう側には実に多くの物語が存在します。しかし「職人は多くを語らず」というのは、古くからある日本の慣習の一つであり、それにより私たちが知らない伝統工芸の魅力はまだまだたくさんあると考えました。今こそそれらを言語化し、創作過程や場面を映像化することで「物語」を広く届け、より多くの方に物語への共感や感動をきっかけに作家や作品や伝統工芸という文化に没入してもらう機会を創出していきたいと思います。
物語運輸について
物語運輸株式会社は、物語の力で日本の伝統工芸文化を守り発展させることはもちろん、その素晴らしさを世界へ轟かせることをミッションとしています。作家・作品の物語で人々に感動を生み、作品の購買によって経済圏を作り、作品を愛用するライフスタイルの定着を目指します。
【会社概要】
社 名:物語運輸株式会社
所在地:東京都港区南青山7-13-2-317 号
代 表:代表取締役:五十嵐 勇
設 立: 2022年8月
事業内容: Eコマース事業「ナラティブ・プラットフォーム」
HP:https://monoun.jp/
GIPHY App Key not set. Please check settings