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ポップアップ ショップ“つくって・出会って 二風谷アイヌクラフト”開催 2022年2月4日(金)~ 2月27日(日)@EQUALAND SHIBUYA

 この度、株式会社ワンオーが運営するキュレーション型店舗EQUALAND SHIBUYA(東京都渋谷区)では、2022年2月4日(金)から2月27日(日)まで、北海道平取町二風谷のアイヌ工芸の伝統を未来につなぐ期間限定ショップ『つくって・出会って 二風谷アイヌクラフト』を開催いたします。

 北海道沙流郡平取町にある二風谷は、現代にアイヌの伝統が色濃く残る地域として知られています。かつてのコタン(集落)が再現され、活動の拠点としてチセ(伝統的家屋)などの復元と、暮らしの関わる生活民具や祭具の複製など、アイヌの暮らしを伝えつなげる取り組みが行われています。アイヌ民族は主として北海道の先住民族で、 雄大な自然との共生のなかで文化を育み、 自分の周りに存在する動植物、自然など様々なものに宿る「カムイ」と共に生き、時代の変動を経ながら現代に文化を伝えてきました。自然を敬い、その恵みに感謝する世界観を表現しているとも言われるアイヌの伝統工芸ですが、なかでも平取町二風谷地区では工芸が盛んで、アイヌの精神文化が今も色濃く受け継がれています。
 2020年10月には、《二風谷アイヌクラフトプロジェクト》と題した、平取町による支援プロジェクトも誕生し、伝統工芸を通じてアイヌ文化を未来につなぐことを目的に現代のライフスタイルに沿った伝統工芸品の開発も行っています。

 今回の期間限定ショップ『つくって・出会って 二風谷アイヌクラフト』では、 《二風谷アイヌクラフトプロジェクト》での、アイヌ工芸作家とクリエイターらによるコラボレーション商品を中心に販売するほか、アイヌ伝統工芸品の展示・販売も行います。
 ほかにも、⼦供〜⼤⼈まで体験を通して身近に感じていただくコンテンツとして、二風谷の街を表現したマップを展示します。アイヌ語では、「ニプタイ」木の生い茂るところ、などの意味を持つ二風谷。豊かな自然とともに、アイヌ文化が色濃く残るこの地域に伝わるアイヌ文化発祥とも言われる貴重な伝承も一緒に紹介します。また、イコーランド シブヤで人気のパーソナライズ石鹸ブランド「9kyuu(キュウ)」のベースソープを使いアイヌ文様の石鹸ワークショップを開催いたします。

  現在、新型コロナウイルスの感染拡大や大規模な気候変動の影響は、暮らし方や、生き方を見つめ直すきかけとなり、人と自然との関わりや人と人とのつながりに目を向ける人々が増えています。そのような時代において、アイヌ文化が継承してきた考え方や価値観は、現代社会を生きる人々にとって、多くの学びを得るヒントになるのではないかと考え、今回のポップアップショップを企画しました。この機会に、ぜひアイヌの文化に触れてみませんか?

  • 取り扱い商品一例:

『二風谷アイヌクラフトプロジェクト』2021年度コラボレーション商品:

『inuye(イヌイェ)』アイヌ 文様を掘り込んだ万年筆
原田 元輝(プロダクトデザイナー)、貝澤 守(アイヌ工芸作家)

『RATA (ラタ)』ボディバッグ
今福 弘樹(プロダクトデザイナー)、尾崎 友香(アイヌ工芸作家)

『kewotne(ケウォッネ)』つぼ押し
川村 真優香(東京藝術大学大学院在学)、貝澤 太一(アイヌ工芸作家)

『Apunno(アプンノ) 』晴雨兼用折りたたみ傘
白柳 緋里(京都市立芸術大学在学)、原田 祥吾(アイヌ工芸作家)

『Iram no(イラㇺノ)』ベルト
川村 真優香(東京藝術大学大学院在学)、柴田 幸宏(アイヌ工芸作家)

『二風谷アイヌクラフトプロジェクト』2020年度コラボレーション商品(一部):

tatoo sticker “Sama ta”
二風谷アイヌを表現したタトゥーシール
岩谷香穂(opnner デザイナー)、貝澤太一(アイヌ工芸作家)

AINUPERA Pasuy
持ち手にアイヌ文様を木彫で施した、パスイのような靴べら
三島大世(プロダクトデザイナー)、貝澤守(アイヌ工芸作家)

商品以外にも、ひとつひとつ手彫りされたアイヌ文様が施されたお盆“二風谷イタ”や、オヒョウという木の皮から作られた糸を用いて織られた反物“二風谷アットゥㇱ”など、文化の垣根を超えた芸術的な工芸品の数々を実際に見れる貴重な機会です。
伝統的工芸品など(一部) :

二風谷イタ

おもに平取町二風谷地区で伝統的技法で作られた木製の盆。平面にアイヌ文様が隙間なくラㇺラㇺノカ (ウロコ模様)は二風谷イタの特徴。

二風谷アットゥㇱ
おもに平取町二風谷地区で伝統的技法で作られた反物。オヒョウ等の木の樹皮を煮るなどして糸にし、100年前と同じ様式の道具を用いて織り上げる。

マキリ
木製の柄と鞘に緻密な文様が刻まれ、山仕事や護身用など、日常のあらゆる場面に欠かせない重要な実用品。小型のマキリはメノコマキリという。

※「二風谷イタ」「二風谷アットゥㇱ」は北海道で唯一、伝統的工芸品に指定されています。
 

  • 石鹸ワークショップ つくって出会うアイヌ文様

イコーランド シブヤで人気のパーソナライズ石鹸ブランド「9.kyuu(キュウ)」のベースソープを使い、アイヌ文様の石鹸ワークショップを開催いたします。土台となる石けんに、アイヌ文様を彫るワークショップです。「最近、アイヌ文化が気になっている!」方も、「アイヌ文化が好き」な方も、石鹸づくりを行いながらアイヌ文様を知ることができる、ワークショップとなっています。是非、この機会にご参加ください。

■開催日:2月中に開催 ※日程はイコーランド シブヤの公式HP及びInstagramにて発表します
HP: https://equaland.com/news/
Instagram: https://www.instagram.com/equaland_shibuya/
■参加定員:1回定員:4名まで            ■開催時間:約40分〜1時間
■ワークショップ内容:アイヌ文様石鹸づくり(1個) ■参加費用:1650円(税込)

ポップアップ ショップ“つくって・出会って 二風谷アイヌクラフト”
■期間:2022年2月4日(金)~ 2月27日(日)
■場所:EQUALAND SHIBUYA(イコーランド シブヤ)
■住所:東京都渋谷区神宮前6-20-10  MIYASHITA PARK South 3F
◆PRESS RELEASE:
https://prtimes.jp/a/?f=c-27699-2022013112-93110d3140a5c64503a5aac8bb680c37.pdf
 

  • 参考資料

二風谷アイヌクラフトプロジェクト:

平取町二風谷のアイヌ工芸の伝統を未来につなぐことを目的に、 二風谷民芸組合が中心となり、 2020年10月に発足したプロジェクト。総合デザインディレクターに世界的デザイナーコシノジュンコ氏を迎え、平取町二風谷地区に脈々と受け継がれてきたアイヌの伝統文化をもとに、地元工芸家と一般公募により集められたデザイナーやメーカーとのコラボレーションによって、現代のデザインやライフスタイルに合わせたものづくりを行い、アイヌ工芸の新たな市場開拓にむけた活動をしています。2020年度は、「暮らしの中に新たなアイヌ文化を。」、2021年度は「暮らしにとけこむアイヌデザイン」をコンセプトに、審査を通過した開発チームが商品開発をし、商品化に至りました。
公式サイト:https://www.nibutani-ainucraft.com/
オンラインショップ:https://shop.nibutani-ainucraft.com/

二風谷:

アイヌ語で「ニプタイ(木の生い茂るところ)」という意味をもつ、北海道平取町二風谷地区。太平洋側の日高地方に位置し、日高最長の大河・沙流(さる)川流域の谷あいに、まちが広がっています。はるか昔、沙流川のほとりにオキクルミというカムイ(神)が降臨し、人々に狩りのしかたや道具の作りかたなど、生活文化を教えたという言い伝えがあります。そのため、この地にはアイヌの伝統がいまも色濃く残され、木彫、織物などの手工芸品を中心に、伝統技術が受け継がれています。

EQUALAND SHIBUYA

EQUALAND SHIBUYA(イコーランド シブヤ)は、「TRUST」という概念のもと、ストーリーが感じられるモノ・コト・ヒトが展開される「マーケットエリア」や「ギャラリースペース」に加え、B to Bサービスである「プレスルーム」も併設されたキュレーション型店舗。
 

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