「カメラ×伝統工芸 コレクション」とは
「カメラ」と「伝統工芸」の融合をテーマに、2019年からキヤノンMJによるデザイン監修の元、株式会社アルヴォリと日本各地の伝統工芸職人がカメラユーザーの視点に立った商品開発を行うプロジェクト。カメラやレンズ、レンズフードといったアイテムをモチーフに伝統技術でカメラの世界観を表現したコレクションです。このプロジェクトでは、職人のカメラ愛好家に豊かな「おうち時間」を提供したいという想いを、 職人の技術によってカタチにすることでカメラ愛好家に逸品をお届けしています。
今回、第一弾の「東京くみひもカメラストラップ」、第二弾の「江戸切子レンズグラス」に続く、第三弾のコレクションが販売開始となりました。
「九谷焼レンズ盃」とは
九谷焼では珍しい「黒」の絵付けによりカメラの世界観を再現。隠されたレンズのモチーフ、光を当てると透ける絵柄、大人の遊び心にあふれた盃(さかずき)です。繊細かつ迫力のある上絵付けは阿吽(あ・うん)をテーマに、側面を黒く彩色したレンズをモチーフとした形により、手に取る人が目でもお楽しみいただける商品です。
レンズの筐体をろくろの成形技術で表現。さらに盃を返すと、そこには隠されたレンズモチーフが。魚眼レンズを想わせる底面は透けるほどの薄さで造られ、光を通すと獅子と白虎を描いた黒い絵付けが浮かび上がります。
職人紹介:井上雅子(伝統工芸士)
掻き落としという技法を得意とし、表情豊かに作画された動物は、九谷焼では珍しい黒い上絵付けを削り落として描かれています。そこから出現する線や素地の色は、豪快さと繊細さを合わせもつ独特な世界観がある。器の形に沿って自由に配置された迫力ある作品の数々は、多くのファンの心を掴んでいます。2017年、第56回 日本現代工芸美術展 現代工芸新人賞を受賞するなど、気鋭の九谷焼作家として注目を集めています。
職人紹介:中川千尋(素地成形)
九谷焼の伝統工芸士に師事。透光性磁器土を素材とした轆轤(ろくろ)成形を基本に、薄つくりの器製作を得意としている。細部にまで気が配られ丁寧に成形された器は繊細でありながらもしっかりとした存在感があります。
■九谷焼レンズ盃 ラインナップ
左:九谷焼レンズ盃【獅子・阿】(しし・あ) 右:九谷焼レンズ盃【獅子・吽】(しし・うん)
左:九谷焼レンズ盃【白虎・阿】(びゃっこ・あ) 右:九谷焼レンズ盃【白虎・吽】(びゃっこ・うん)
【商品情報】 品名:九谷焼レンズ盃 販売価格:13,000円(税別) 本体外寸:直径約81mm 高さ約39mm 本体容量:最大約100ml 本体重量:約180g |
「レンズフード螺鈿」「レンズフード漆器」とは
レンズフードを漆器の技で再現。さらに螺鈿(らでん)模様でレンズの煌めきまでも表現しました。流れゆく時間を豊かにする3つの器です。卓越した木工技術でレンズフードの造形を追求。漆塗りの技法でシボ風塗装の質感もリアルに再現しました。さらに、螺鈿の輝きでレンズの美しさも表現。カメラ愛好家の時間をちょっと贅沢に、そして豊かにしてくれる器です。
職人紹介:久保出章二(伝統工芸士)
株式会社匠頭漆工は1946年創業、以来70年以上、木と対話し、木と調和するという哲学とともに、石川県加賀市山中で木を挽き続けてきた職人の集団。現代表兼職人頭である伝統工芸士、二代目の久保出章二氏は60年の木地師としてのキャリアを持ち、よりたくさんの人に木を活かした商品を届けたいと、時代とともにその伝統技術を磨き続けています。
職人紹介:武蔵川剛嗣(伝統工芸士)
1910年創業、武蔵川工房の若き伝統工芸士。四代目の武蔵川剛嗣氏は、高岡漆器の「青貝塗あおがいぬり(螺鈿)」の伝統と技法を受け継ぎ、2015年に伝統工芸士に認定。螺鈿師は、0.1ミリの薄さに磨き上げた貝を手作業で扱い、虹色に光る貝の輝きを引き出しコントロールする職人。レンズフード螺鈿の螺鈿部分の加工を武蔵川工房が手掛けています。
■レンズフード螺鈿、レンズフード漆器 ラインナップ
レンズフード螺鈿・筒 レンズフード螺鈿・筒
左:レンズフード漆器・筒 右:レンズフード漆器・花
【商品情報】商品名:レンズフード螺鈿・筒 販売価格:16,000円(税別) 本体外寸:直径約87mm高さ約58mm 本体容量:最大約170ml 本体重量:約40g 品 名:合成漆器 表面塗装の種類:漆塗装(外側)、ウレタン塗装(内側)素地の種類:天然木 |
【商品情報】商品名:レンズフード漆器・筒 販売価格:6,000円(税別) 本体外寸:直径約87mm高さ約58mm 本体容量:最大約170ml、本体重量:約40g 品 名:漆器、表面塗装の種類:漆塗装、素地の種類:天然木 【商品情報】商品名:レンズフード漆器・花 販売価格:8,000円(税別) |
「肥後象嵌ホットシューカバー」とは
俳句の季語をテーマにした12ヶ月の柄に、双龍をモチーフにしたスペシャル版を加えた全13種。愛機に自分らしいアクセントをプラスしたら、ますます愛着が湧いてくる。撮影がもっと楽しくなる。そうした想いを職人が見事に具現化しました。
商品化が実現できなかった特別コラボレーション。非売品のためお買い求めいただけませんが、1年をテーマに小さな面の中に広がる緻密な絵柄、その職人技を是非ご覧ください。
職人紹介:麻生翼(伝統工芸士)
アメリカで彫金の学校を卒業後、現地で5年間彫金の技術を磨いた。熊本へ帰郷後、肥後象嵌の世界に魅せられアメリカで学んだ独自の彫金技術と伝統工芸の技術を融合。オリジナリティ溢れる世界観を追求している。
■肥後象嵌ホットシューカバー ラインナップ
※肥後象嵌ホットシューカバーは非売品です。銀座・大阪フォトハウスにて参考展示のみを行っています。
【キヤノンオンラインショップ 掲載ページURL】 九谷焼レンズ盃: https://store.canon.jp/online/secure/kutani.aspx レンズフード螺鈿・漆器: https://store.canon.jp/online/secure/shikki.aspx 肥後象嵌ホットシューカバー: https://store.canon.jp/online/secure/zogan.aspx (参考)江戸切子レンズグラス: https://store.canon.jp/online/secure/kiriko.aspx (参考)東京くみひもカメラストラップ: https://store.canon.jp/online/secure/kumihimo.aspx |
【株式会社アルヴォリについて】
アルヴォリは2017年より日本の「伝統技術」を活かした、人々の生活を豊かにする商品を職人とともに作っています。職人とデザイナーと協力し、顧客の要望をカタチに具現化するための、商品ディレクションを得意としています。また、企業と伝統工芸職人のコラボレーション商品の開発を推進し、伝統技術のオープンイノベーションに挑戦しております。
【本リリースに関するお問合せ先】
会社名:株式会社 アルヴォリ 代表者:代表取締役 萩島 貴
所在地:神奈川県横浜市旭区鶴ヶ峰本町2-46-17 URL:https://arvr.jp
担当 : 萩島 E-mail:kogei@arvr.jp
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