工芸プレス 株式会社HolyTechと静岡大学学生主体の匠宅が発起したプロジェクトに、静岡市で180年以上の歴史がある国指定伝統工芸「駿河竹千筋細工」が協力して、若者へのアプローチを目指す伝統工芸品にサステナブルな新風を吹き込んだ商品が登場します。
竹ひごを一本一本組み、千筋にして作品を完成させた駿河竹千筋細工で作られたティッシュケースと竹100%で作られたティッシュペーパーのセットは、職人の手作業による繊細なデザインと竹の持つ特性が融合された商品です。
ティッシュケース全体
駿河竹千筋細工で作られたティッシュケースは、職人が竹ひごを一本一本組んで千筋にし、繊細で美しい曲線を描いたものです。竹の持つ美しさと強度を活かしたこのティッシュケースは、和風・洋風を問わず日常生活に落ち着いたやわらかな時間をもたらしてくれます。
また、竹100%で作られたティッシュペーパーは、竹の持つ抗菌作用と丈夫な繊維の特徴を活かした衛生的で柔らかながらも丈夫な機能を併せ持ちます。放置された竹林は生態系の破壊や土砂災害を引き起こすため定期的な伐採が必要です。この商品によって、竹の新たな使用方法を提案することで放置竹林問題解決の一助となることを目指した商品でもあります。
販売時期は、3月中旬から順次予約販売を受け付けます。販売は、株式会社HolyTechのオンラインストアにて行われます。（https://holytech.stores.jp）SNSプロモーションも有効活用し、若年層からの支持を狙います。
ティッシュ取り出し口
林健斗氏は、「環境問題は今後の世界を生きる私たち若者にとって大変重要な問題です。しかしそれを消費者に押し付けるプロモーションはより大きな分断を生じさせる原因でもあります。今回のようなデザイン性にも機能性にも大きな付加価値を持つ商品は、この分断を生じづらくさせる大きな可能性を秘めた商品と考えています。幼少期から触れてきた駿河竹千筋細工様と今回のプロジェクトに参画できたことを大変光栄に思いつつ、伝統工芸の未来に風穴を開けることにワクワクしています。」と述べています。
天坂晋氏は、「これまで2年間静岡県の伝統工芸に携わる職人さんと活動を行ってきました。その中で見えてきた課題は若者にアプローチする商品を開発するハードルが高いこと。学生である匠宅が商品をデザインし、HolyTechがサステナブルに貢献する利用方法を提案して、それを職人の素晴らしい技術で叶えてもらうことにより伝統技術を新しい形へ昇華させました。伝統工芸品にある職人の技術や手作りの美しさはもちろん、サステナブルにも貢献するという現在に必要な魅力も感じ取っていただけたらうれしいです」と述べています。
竹100%ティッシュ
静岡市で180年以上の歴史がある伝統工芸品「駿河竹千筋細工」、竹の持つ抗菌作用や丈夫な繊維の特徴、サステナブルな取り組みを組み合わせたこの商品は、日常生活に落ち着きとやわらかさをもたらし、地球環境にも配慮した商品として、今後の注目を集めることが期待されます。
購入サイトはこちら
https://holytech.stores.jp/
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