綴プロジェクト技術紹介動画(3分38秒)
国宝「風神雷神図屏風」の高精細複製品
- 映像の見どころ
綴プロジェクト」では、オリジナル文化財の忠実な再現と、オリジナル文化財への負担軽減の両立を常に追求してきました。その両立を実現するのは、キヤノンが「綴プロジェクト」のために構築した独自のシステムや、カラーマッチングなどの技術力です。本動画では、高精細複製品制作の鍵となる、カメラや画像処理の技術に焦点を当て、紹介しています。
ポイント1:カメラ技術
キヤノンのミラーレスカメラ「EOS R5」と自社開発の旋回台による自動多分割撮影により、風神雷神図屏風では42億画素の高解像度データを取得し、オリジナル文化財が持つ微妙な風合い、質感を忠実に撮影します。
カメラ技術
ポイント2:画像処理技術
キヤノン独自のカラーマッチングシステムにより、オリジナル作品の一つひとつにカラープロファイルを作成。取得した画像データに瞬時に画像処理を施します。さらに色再現性に優れたプリンターを撮影現場に持ち込み、その場で出力します。オリジナル文化財との精密な色合わせを撮影現場で行えるため、色合わせのために発生するオリジナル文化財への負担軽減に貢献します。
画像処理技術
ポイント3:プリント技術
大判インクジェットプリンター「imagePROGRAF PRO-4000」が持つ高い色再現力により、経年変化による文化財の微妙な色合いや、目で見たままの立体感、質感まで再現します。
プリント技術
より詳しく知りたい方は、ぜひ動画をご覧ください!(URL:https://youtu.be/6mkuKcMMkY4)
【綴プロジェクトとは】
「綴プロジェクト」(正式名称:文化財未来継承プロジェクト)は、オリジナル文化財の保存と高精細複製品の活用を目的として、京都文化協会が主催し、キヤノンが共催して推進している社会貢献活動です。キヤノンの入力、画像処理、出力に至る先進のデジタル技術と、京都伝統工芸の匠(たくみ)の技との融合により、屏風や襖絵、絵巻物など古くから日本に伝わる貴重な文化財の高精細な複製品を制作して寄贈しています。(URL:https://global.canon/ja/tsuzuri/)
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