メンバーは全員作り手であり藍を軸にして集まってきました。織元、研修先へのアポイントメント、デザイン、糸染め、展覧会の展示計画など学生が自ら手がけ、コロナ禍においてリモートを活用しながら話し合いを進めて作り上げました。
- 藍生かし直し展
会期:2022年3月3日(木)~3月7日(月)会期中 無休
会場:gallery approach(ONE AND ONLY 内) 604-8163 京都市中京区室町通蛸薬師上る鯉山町527
時間:11:00 – 18:00
出展作家:梅崎由起子/王耀林/徐素平/森國文佳/安田伸裕/大西香菜子/鈴鹿萌子
※全日 事前予約制とし予約された方を優先にご案内いたします
■Instagram
https://www.instagram.com/aiikashinaoshi/
「藍生かし直し展」のタイトル文字はメンバー皆の手書き文字を組み合わせて作りました
- <生かし直しメンバー>
王耀林(WANG YAOLIN) 美術工芸学科 染織テキスタイルコース2年生(在籍)
徐素平(SUPING XU) 大学院 美術工芸領域 染織テキスタイル専攻1年生(在籍)
森國文佳 大学院 美術工芸領域 染織テキスタイル専攻1年生(在籍)
安田伸裕 通信教育部 美術科 染織コース(在籍)
大西香菜子 美術工芸学科 染織テキスタイルコース(2021年3月卒業)
鈴鹿萌子 通信教育部 美術科 染織コース(2020年3月卒業)
梅崎由起子 本学専任講師・藍染作家
生かし直しメンバーのみなさん
- 梅崎由起子教員より
梅崎由起子教員
この企画は、藍染作家である梅崎由起子の指導の下、伝統を生かし直すプロジェクトとして立ち上げました。学生は産地や藍の研修を通して、それぞれがアプローチすべき点を感じ取り、皆が作り手であることを最大限に生かす為に、「頭で考える」のではなく「指先で考える」布作りを心がけました。また「生かし直し」とは、知っていた物事を新たな視点から再構築することを目的としており、今回の新たな視点とは、「染物から織物への転換(原点回帰)」そして「藍染と西陣織の融合」です。展覧会ではこの「新しい視点」を提示し、来場者には学びや気づきの時間となればと思っています。会場に展示する物は学生選抜チーム、梅崎が手掛けた西陣織の布と、その制作の舞台裏(材料や道具、デザインピースなど)とのインスタレーションと、生地を生かしたプロダクトの展示をします。
西陣織と藍染は本来縁遠い物です。今回のプロジェクトで制作された布によって来場者が何に気づき、生かされるのかは、主催者の楽しみでもあります。
沢山の期待をしてプロジェクトに参加をしてくれた学生達に感謝します。そして、このプロジェクトは京都の伝統工芸である「西陣織」と世界を駆け巡る「藍染」について研修や制作を通して、将来を担う若者達が経験と学習を積むことを目的に、大学の助成を受けて活動をしています。個人の企画ではありますが、大学と連携して進めていくことが出来たことを光栄に思っております。
■京都芸術大学 美術工芸学科 染織テキスタイルコースとは
本コースでは、友禅や西陣織の産地としても知られる染織の街・京都を舞台に、「伝統から先端までのものづくり」を学びます。「染め」や「織り」といった伝統的な技法を一から習得するほか、さまざまなジャンルを横断しながら技術を活かしたものづくりを行います。卒業後は産地や伝統工芸の技術を未来に継承する人、テキスタイルを用いて新たな表現を生み出す人になるなど、可能性は多方面に広がっています。
■京都芸術大学
13学科23コースからなる国内最大規模の総合芸術大学です。芸術を通して社会で必要な力を育成しています。
芸術を学んだ学生が社会を変える「藝術立国」を教育目標に掲げ、通学課程では特に “社会と芸術”の関わりを重視した芸術教育を推進。企業や自治体などが抱える課題を、学生たちがアート・デザインの力で解決する「社会実装プロジェクト」が年間100件以上あります。学科を超えたグループワークや実際の仕事を通して、社会性を備えた表現者を育成しています。
住所:〒606-8271 京都府京都市左京区北白川瓜生山町2-116
学科編成:13学科23コース(美術工芸学科、マンガ学科、キャラクターデザイン学科、情報デザイン学科、プロダクトデザイン学科、空間演出デザイン学科、環境デザイン学科、映画学科、舞台芸術学科、文芸表現学科、アートプロデュース学科、こども芸術学科、歴史遺産学科)
在籍者数:3,859名(芸術学部 正科生、2021年5月現在)
https://www.kyoto-art.ac.jp/
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