in

日本酒・焼酎の海外小口空輸配送サービス「Japanpage:Deliveryサービス」をEU市場から開始

地域産品の魅力を世界に届けるアイディーテンジャパン株式会社(本社:東京都目黒区、代表取締役:澤田且成)は、2022年3月14日より、日本酒・焼酎の海外小口空輸配送サービス「Japanpage:Deliveryサービス」をEU市場から開始します。

同社は昨年秋に、受注から国際配送までを一気通貫して請け負うBtoC向け越境ECサービス「Japanpage:Sake」をソフトリリースしました。今回スタートする「Japanpage:Deliveryサービス」は、これまでに実証した50カ国への配送実績、破損がない自主企画の梱包材などを生かし、「Japanpage:Sake」登録以外の日本酒・焼酎を対象としたサービスです。

さらにこのたび、EU市場における販売促進活動を強化するため、フランスで日本産酒類の流通・販売を行うGALERIE K PARIS(本社:フランス・パリ、代表取締役:宮川圭一郎)とパートナーシップを締結しました。

■日本産酒類の海外輸出における課題
日本酒造組合中央会の発表によると、2021年度(1月〜12月)の日本酒輸出総額は401.78億円となり、過去最高額を達成しました。世界中が新型コロナウイルス感染症の拡大に喘ぐ近年においても、日本産酒類は海外市場で着実にファンを増やしています。長年にわたって消費需要喚起に取り組んできた官民の地道な取り組みや、酒造メーカー自身の継続的な挑戦の成果が出てきていると考えています。

このように右肩上がりの海外市場ですが、イベント用の商品を送る、試飲用のサンプル品を送る、小口注文に応えるといった、小ロット数の商品を届けるロジスティックスにはいまだに課題が多いのが事実です。対象国ごとに1回あたりの最低本数や輸出入に必要な書類作成を理解し、破損リスクが小さい梱包にも対応しなければなりません。

■世界50カ国への配送実証
同社は、「ブランドは届いてこそブランドになる」との信念から、日本酒の海外へ向けた小口配送についてのリサーチを続けてきました。これには、商品の破損リスクを最小限に抑える梱包の検証も含まれます。2019年度には、自社企画の梱包手法を使い、空輸で日本酒を送る配送実証を行った結果、世界50カ国の荷受人すべてに一本の破損もなく商品を届けることができました。

■小口空輸配送を仕組み化する
同社のリサーチでは、輸出のボトルネックのひとつとして、輸出入に必要な書類作成に時間を要していることが分かりました。書類作成を誤ったために現地通関を通ることができず、自己負担で商品を戻す、または破棄を選択されされるなど、苦い経験をしている事例が多く見られました。

同社は、越境ECサービス「Japanpage:Sake」のベータ版リリースに向けて、海外向けの小口空輸配送の仕組み化を進めてきました。また並行して、コロナ禍において、オンライン商談会のための事前商品配送、イベント用の小ロット多品種の配送、アルコール度数40度を超える焼酎の空輸配送など、さまざまな要望に対応してきました。

BtoC向け越境ECサービス「Japanpage:Sake」は、特定の条件に該当する酒造メーカーの中から、独自の審査を通過した酒蔵のみが参加できるサービスです。しかし、多くの酒造メーカーや組合、諸団体からの要望に応えるため、このたび、越境ECサービス「Japanpage:Sake」で取り扱いのない日本酒・焼酎も対象とした小口空輸配送サービス「Japanpage:Deliveryサービス」を開始することになりました。

■事前に事業者・商品情報を登録するだけで利用可能
輸出の手続きをスムーズにするためには、事前に事業者や商品情報の登録が必要です。そのため、Japanpage:Deliveryサービスは、同社が運営する日本産酒類のコンテンツマネジメントシステム「Japanpage:Home」のオプションサービスとして開始します。

Japanpage:Homeは、輸出やマーケティングに必要な酒蔵や商品情報を一元管理する無料ツールです。Japanpage:Deliveryサービスの利用をご希望の方は、Japanpage:Homeのアカウントを取得し、事前に事業者・商品情報をご登録ください。登録費用は無料です。

利用者がJapanpage:Deliveryサービスを利用するために必要なことは、
1) 事前に事業者・商品情報を登録すること
2) 国内の指定住所に商品を配送すること
のみです。国際配送のための梱包や輸出入に必要な書類作成は一切不要です。

■36本のEU向け小口空輸配送は総額93,700円〜
Japanpage:Deliveryサービスの料金は、「配送費用一式」および「税金」の総額です。配送費用一式には、専用梱包材、梱包作業、輸出入書類作成、輸出入作業、国際空輸、現地配送費用が含まれます。税金は商品価格および配送料金が課税対象として算出されます。EU向けは一律同額の料金体系です。
サンプルとしてEU諸国に配送する場合の「配送費用一式」および「税金」の総額例です。

6本 (7.2kg)  31,800円 – 33,600円 
12本 (12kg) 40,000円 – 42,300円 
24本 (40.8kg)  84,300円 – 89,100円 
36本 (43.2kg)  93,700円 – 99,100円 
60本 (72kg)  147,200円 – 154,200円

■EU配送は10日〜14日間で到着
Japanpage:Deliveryサービスは、輸出に必要な情報を事前にJapanpage:Homeに登録しているため、短時間で書類を作成することができます。また費用についても体系化されているため、価格をすぐに確認することができます。EU内の仕向先への到着は10〜14日間ほどです(状況によって変動あり)。

■適切な梱包方法・配送方法の提案
空輸による配送は、さまざまな取扱に対応する強度と緩衝性が求められます。本数や仕向先の状況によって、同社企画の梱包資材や他方法についても検討し依頼人に提案します。また、現在は、配送方法として空輸配送のみですが、商品を適切に届けることを目的に「混載便」「船便」「国内受け渡し対応」なども検討していきます。

■海外コンペティション出品商品配送や試飲酒配送など
Japanpage:Deliveryサービスは、「輸出入手続き不要」「小口」「空輸配送」といった特報から、海外コンペティション出品商品配送やイベントで使用する試飲酒配送、また期間限定でレストランで使用する商品配送などに適した配送方法としてテスト配送に協力いただいた方々から高い評価をいただいています。

■小口配送から市場を切り拓く
同社は、Japanpage:Deliveryサービスによる小口配送によって、これまで「船便では間に合わない」「海外配送方法が分からない」「破損してしまわないか心配」「空輸料金に躊躇してしまう」といった課題によって対応できなかったマーケットへの架け橋として日本産酒類の消費喚起やブランド醸成に貢献していきます。

■GALERIE K PARISとパートナーシップを締結
同社は、Japanpage:Deliveryサービスの開始に先立ち、EU市場への配送サポートや越境ECサービスの販売強化を狙い、GALERIE K PARIS(以後、GKP)とパートナーシップを締結しました。2009年に創業したGKPは、フランスで10年以上にわたり日本産酒類の流通・販売に携わるほか、フランスのソムリエが審査員として日本酒や焼酎を審査するコンクール「Kura Master」の事務局をサポートするなど、現地のカルチャーに寄り添ったプロモーション活動を行っています。ブランド価値を生かしたフランスおよびEU市場での日本産酒類の販売について、GKPと定期的に意見交換し、具体的な施策を実行していきます。

————————–
▶︎Japanpage:Deliveryサービスとは
日本酒や焼酎を中心にした小口空輸配送サービス。輸出に必要な梱包 / 書類作成 / 輸出 / 国際配送 / 輸入 / 現地配送まで行う。書類作成業務をスムーズに行うため、同社が提供する地域産品コンテンツマネージメントツール「Japanpage:Home」のオプションサービスとして開始。Japanpage:Homeの登録は無料。

Japanpage:Home登録方法はこちら
https://app.box.com/s/x6l1righ64bst6pt8gwiqexbxj4jmxh2
Japanpage:Deliveryサービス資料はこちら
https://app.box.com/s/yxg35eqnzwto2wqnzdtnjnp18m19vb7b

▶︎GALERIE K PARIS
会社名:GALERIE K PARIS
住所:9 rue des Capucines 75001 Paris France
設立:2009年12月25日
代表:宮川圭一郎
URL: https://galeriekparis.com
事業内容:1) 日本酒、焼酎、リキュール、日本ワイン類の輸入販売事業、2) 日本ウイスキー、フランスワインの卸し販売事業、3)レストランコンサルティング事業、4)出版事業、5) 日本酒講習学校 “L’Ecole des Maïtres du sake Paris”開講

▶︎アイディーテンジャパン株式会社
会社名:アイディーテンジャパン株式会社
住所:東京都目黒区上目黒1-5-10 中目黒マンション405
設立:2008年10月
代表:澤田且成
URL:https://id10.jp/
事業内容:1) 日本酒・茶・伝統工芸のPR / 販売促進企画、買取型越境ECサイト「Japanpage:Sake ( https://japanpagesake.jp/ )」運営、日本酒アプリ「SakeYours ( https://sakeyours.com/ )」運営、2) ブランディングに関するコンサルティング・講演

GALERIE K PARIS

あなたはどう思いますか?

コメント

    コメントを残す

    メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

    GIPHY App Key not set. Please check settings

    【奈良 蔦屋書店】NO VACANCY-Shimada Neon-による関西初のネオン展開催

    【着るSDGs】  フェアトレード認証コットンでファッションを豊かに。A VIEW FROM HEREがクラウドファンディング初登場。